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帝国学院編  5タップ-2  作者: パーナンダ
帝国学院入学編
49/204

49 六月三日朝餉

 会議は続く。ユニが小声でイシュトに聞く(なんでみんなルイの名前をワザと強調して話を始めるの?)(それは今晩クレマに聞いてくれ)


ルネが発言を始める。


「この後、ルイ(・・に、分隊長会議を開いてもらって、上等兵経験者にこの後1か月で行える新兵訓練について意見交換を行ってもらいます。こちらが用意したテーマは1つは行進(マーチング)の可能性についてです。質と量の問題ですが、演技行進(マーチングドリル)まで進むのか、ならばその対策について。二つ目は行軍についてです。これも質と量の問題ですが、予想されるトラブルと対処法について意見を出してもらいます。3つ目は盾操法訓練です。これもどこまでやれるかは質と量の問題ですが、現実可能な操練を予想してもらいます。時間があればその他見落としていることはないか。という事になります」


「ルネ、今思いついたんだけど、盾を持ってドリルでパレードってあり?」


「すごい複合課題ですね。ありはありですけど、中隊長がそんな課題を出すでしょうか」


「中隊長でなければ有りかしら」


「分かりました。検討課題に入れておきます」


「じゃ次はグレースお願い」


「はい、ルイ(・・、にテヒを紹介してもらい1小の4班とも話し合いました。それで”食料・糧食研究会(仮)を立ち上げることにしました」


「グレース、わざわざ食料と糧食を併記した理由は?」


「はい、食料といった場合は病人食から健康食、赤ちゃんから老人までのあらゆる食に関する研究になります。一方糧食といった場合は軍隊の特に作戦行動中における食の問題を言います。私達は現時点では軍隊の兵士ですが秋からは学院の学生ですのでどちらに比重を置くべきか判断がつかず両方を併記した上に(仮)を付けました。」


「問題意識と流動的状況を表している工夫の表現ね」


「いずれは、古代語研究会のような"食に関する研究会”として統合して部会方式にするのがよいかなと思いました。」


「しかし、この一か月の緊急性を訴求するうえでは(仮)は捨てがたいですね。当面はこれで行きましょう」


「クレマそうすると、現在学生会議の研究会はクリスの剣術研究会改め武術研究会、古代語研究会、食料・糧食研究会(仮)の三つを正式研究会として活動させるという事でいいか」


「クリスの武研、アダンの古研、テヒの食研という事ね。いいわ、個人的には社研も入れたいけど」


「しゃけん?・・・あ~社交ダンス研究会ね。クレマの社研とくるとオルレアは?」


「オルレアが何か研究しているというようには見えないけど三つ以外はいっその事、総合研究会に入れてユニに管理監督してもらいましょう。」


「私が総研監督ですか?」


「自主的で自由な研究の雰囲気というか土壌の方を本来は守りたいのだけど、この一か月で私達がどうなるのか分からないのでとりあえず緊急避難的措置ね」


「分かりました。ところで、総研でなく総務のユニとしてはですね。学生会議にどれだけの資金が又は予算といったもののがあるのか、資材といったものがあるのかが知りたいです。単純に古代語学習にノート・紙といったものが必要になると思います。個人の持ち込み私物に頼るのはちょっと無理があるように思うのでよろしくお願いします」


「研究会活動の資金と資源の確保ね。それは私が中隊長と話してみます。それからという事で、今朝は以上ね。何もなければルイ(・・)、締めて」


「では、今日のブランチミーティングはこれまでとします」

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