48 六月三日
六月三日のパワーブランチ。分隊長会議議長兼学生会議議長のルイ(騎士爵、曹長格)をテーブルの主役席に座らせその左辺席には、クレマ(第三中隊学力向上計画主導、教師役、準子爵格=中尉格)が座る。クレマの左側ににはイシュト(クレマの秘書役、準男爵格=准尉格)さらにその左には、ユニ(総務役、準男爵格=准尉格)が座る。その対面つまりルイの右辺席にはアダン(古代語学習班長、準男爵格=准尉格)、その隣はルネ(新兵訓練研究班長、準男爵格=准尉格)、その右隣にグレース(食料・糧食研究班長、準男爵格=准尉格)が座る。
クレマがルイに囁く。
「初めて」
「皆さん揃ったようなので、朝餉を頂きながらミーティングをしましょう」
それを受けて、クレマが小声で
「アダン、報告を」
「昨日、ルイにもらった名簿の何人かと楽走の時に言葉を交わしてみた。2小のコワレフを中心に古代語研究会を立ち上げその中に各言語なり研究課題で部会を作る形で第3中隊の全員を何らかの形で古代語研究会に所属させるプランを実行したい」
「アダン、コワレフって?」
「専門は古代語というより言語学といった方がよいだろう。”音楽の美は聞けば、絵画の美は見ればわかるが言語における美とは何か”というのが当面の課題だそうだ。全体的に古代語を言語として俯瞰する形で組織運営を任せたい」
「アダン、2小のヒュパを入れて3人で古代語研究会の理事をして、第3中隊として一生の付き合いになると思うの。当面はこの一ヶ月と夏休みの過ごし方が問題になるけどよろしく」
「分かった。部会の方は3小のドルチェがリシャ語に詳しいのでリシャ語部会長にと思っている。本人の了解ももらっている。その他の部会も随時立ち上げイシュトに報告をあげていく」
「いいわ、それでお願い。次はルネ報告を」




