2 第三中隊
第3中隊に自分の名前を発見した、クリス、オルレア、クレマの留学三人組は宿舎前にたむろして
「良かった~、三人一緒で」
「クリスまだ安心できないわ、中隊は100人いるのよ」
「でも、とりあえず同じ屋根の下で寝れるのは心強いです」
「オルレアあなたが一番心配なのよ。学院といってもこれじゃ全く軍隊じゃない」
「クレマ発言に気を付けて、新入生代表で無駄に目立っているんだから」
周りの様子を窺いながらそんな話をしていると
「全員傾注。各自入学許可証を見よ。名前の前に番号が付いている。
いいか、76TGは76年度帝国学院の略だ。次は3とあるはずだ。これは第三中隊の事だ。
全員此処まではいいな。返事をしろ」
「はい」「''`ィ (゜д゜)/」「ハーイ」・・・・・
「返事は、はい、だ。もう一度」
「「「「「はい」」」」」
「流石に帝学生だ。では、ルイ・シモン前に出よ」
「はい」
「貴様の番号を読んでみろ」
「76TG3-1-01です」
「これは第三中隊第一小隊01番学生という事だ。分かったか」
「はい」
「ではそこの女子学生。金髪の貴様の番号と名前を言え」
「はい。えーとー、76TG3-3-20、オルレア・エンスポールです」
「え~と~は、いらない。番号を説明せよ」
「はい。76年度帝国学院第三中隊第三小隊20番学生かしら」
「かしら~はいらない。です、ます調で応答。」
「はい。分かりました」
「もう少し解説すると、小隊は01から10番までがA分隊、11から20番までがB分隊である。
さらに、01から05、06から10、11から15、16から20と五名づつに班にわかれ1班から4班と呼ばれる」
「あの~質問してもよろしいでしょうか?」
「今は質問を受け付けない。全員部屋割り表を見て、荷物を置き次第食堂に集合。10分後に説明会を開く」
全員が駆けだした。