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詠み人知らず

作者: 白夜いくと

春に舞う桜のごとく儚き君よ

もうじき私は君の側を離れてしまうだろう

そういう運命なのだ

その前にこの歌を詠もう


我が君は千代に八千代に

さざれ石の巌となりて苔のむすまで


気に入ってくれただろうか

恥ずかしいことに

この歌を貴族たちに聴かれてしまったよ

さてどうなることやら

彼らの冷やかしは本当に困ったものだ

黙って蹴鞠でもしていれば良いのに


そんなことなど忘れて

最後の望月を共に見よう

君はどんな歌を返してくれるんだい


たとえこの体が朽ちても

永久に愛し続けるよ

もし君の心がはらりと散りそうになったとき

我が歌を思い出してくれ


童のように純粋な恋の歌を

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― 新着の感想 ―
[一言] 永遠についての真逆のような二話でした。 君が代の元を初めて知りました。 相手は藤原朝臣石位左衛門さんにどんな歌返したんでしょうね。 作中の藤原朝臣石位左衛門さんになら >もし君の心がはら…
2019/10/07 16:21 退会済み
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