ネットリンチによる自殺は島国根性か
今回は腹立てたのではなく疑問点についてそれなりの調べと考察。短編だと元ネタの著者さんに断り入れたりとか参考文献のせとか面倒だからさ…… つまりその辺は何もせずに言い散らかすスタイル! すまぬ。
まずネットリンチは島国ではない。
ネットリンチにもいろいろあるが、その原因を島国根性による横並び意識のみに求めるのは無理があると思う。
というか日本語圏は狭い分まだ穏やかなほうで、英語圏すごいぞ? まじに全世界に広がる感が! あと被害のでかさが!
そして自殺は島国か? 2015年だったか、ちょっと古いデータだけど日本は自殺率世界18位先進国の中ではトップだね。このデータ元の著者さんによると、ユーラシア大陸の南東に位置する島国は共通して自殺率が高いらしい。文化的社会的価値観が影響してそうだね。
ってわけで、ネットリンチは世界中で起こるがそれで追い詰められた人が自殺するのは島国根性かもしんない!
と推察できそう。しらんけど。
参考文献
◯感想書いてないけどちょくちょく拝読してますThanks!
樋口諭吉さま 『ゆるーいエッセイ』
https://ncode.syosetu.com/n9291fs/255/
◯社会実績データ図録
http://honkawa2.sakura.ne.jp/2770.html
◯光文社新書 『世界最大のツイッター炎上事件―ネットリンチで人生を破壊された人たち』
https://shinsho.kobunsha.com/n/nc5a01868356b
ルポですね。全文でなく、ネットで紹介されてる部分流し読みですが、なるほど。
つまりツイッター含め、ネットで流される情報には一面的な性格が付与されやすい。それが誰もがなんらかの意見を持てそうな 『わかりやすい悪』 であるときに、炎上しやすくなるのかな。
ちなみにどうやら海外の方たちにとっては、人種というのはだいぶセンシティブな問題であるようですね。
人種による差別・被差別の歴史がもんすごいあって、その中で優越感やそれに対する反省、劣等感、怒り…… もろもろの負の感情を育んできた印象。
ウン十年前に日本で黒人女性のマスコットキャラクターが流行ったときに米国人記者による 『島国根性で無自覚に差別している』 という批判記事を見たことがあります。この記者こそ自分の 『人種の別なんて存在しない! 』 というかなり無理やりな平等意識を社会的環境の違う他国に押し付ける大国主義でらっしゃいますね、と思った記憶。違いを認めて賛美することのほうが真の平等に近いのでは、と考えている私にとっては、この記者さんの中に根深く潜んでいそうな黒人差別意識こそ震撼ものでした。