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ぴょん、ぴょん、びよーん、ぴょんぴょんぴょんみょんみょん、びよーん!
1
そして海岸に出た。
「広いみょん!」
メイデン目を輝かせる。
「そりゃあ、海だもんな」
僕は石を拾って、海に向かって、低く、低く投げる。
海面で、3回はねた。
「すごいみょん!」
メイデンもやってみる。
石を拾って、海面に勢いよく叩きつけた。
その時はねた水が僕にかかる。
「失敗みょん」
「ばか! そんなんでできるわけないだろ!」
「えへへみょん」
「いいか、こうやるんだ…」
ビュッ。
2
ぴょん、ぴょん、びよーん、ぴょぴょんぴょん、みょんみょんびよーん! これは、ウサギやカエルではなく、メイデンが投げた石が、水面を跳ねる時の擬音である。
「意外と簡単みょん」
「どうやったらそうなるんだ?!」
3
気がつくと、一人の少年が、僕たちのことをじっと見ていた。