表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/16

人類を救出して人類滅亡


 …………暗闇だけがあった。


   1


 人類を救済して人類滅亡、ちょうど(注1)そんなだった。


 テレビでヒーローものの最終回を見ていたのである。

 

 テレビの中で、人類が救われた瞬間に、現実では、地球に隕石が落ちてきたのである。

 


   b



 流体力学的なアレである。


 隕石の爆風の中、僕は幼馴染のメイデンの家にいたのである。


 流体力学的なアレで、たまたまメイデンの家の周りだけが、無傷だったのである。


 だから僕とメイデンだけが、人類で生き残ったのである(メイデンの両親は仕事で家にいませんでした)。


  

   γ


 窓から焼け野原を見つつ、メイデン言う。


「アダムとイヴみょん!」(作者注:メイデンの語尾は「みょん」である)


 メイデン、僕に覆いかぶさる。


「わたしたちの子孫を残すみょん」

 

「ま、まだ、早いんじゃないかな。まだ生き残っている人がいるかもしれないよ」


 僕は窓を見る。


 そして絶望的な気持ちになったのである。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ