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禁じられた恋
僕達はずっと仲良しだった
二人で大きな二話を駆け回り
時には大人に怒られたけど
それでもとても幸せだった
僕達はずっと無知だった
君はお姫様で僕は門番の息子
あの時はそんなこと理解してなくて
それでもとても幸せだった
僕達はずっと立場が違った
大人になった僕達は
自分達の立場の違いを理解してしまった
僕は幸せだと思えなくなった
この思いは抑えなければならない
所詮僕はただの門番だから
どれだけ君と過ごしていても
その恋は叶うことがない
こんな想いなら抱きたくなかった
いずれ君が遠く離れてしまうなら
僕は君と出会いたくなかった
ある時君は逃げ出してしまった
皆必死に探している
僕も必死に探している
去り際に君が残した
あの台詞が僕の脳裏を掠める
それはきっと忘れることのない言葉
たぶん君の本心だろうその一言
「私は鳥籠からでて自由になります!」