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滅びへの詩 -追想録-  作者: 風並将吾
11/12

救いの手

滅びへと向かってしまった者達に

救いの手を差し伸べよう


少女は家族を取り戻そうとした

だけど戻らない悪夢に苦しんだ

少年は少女を救おうとした

だけど彼の力は救いの力ではなかった


男は自由を取り戻そうとした

だけど欲望に浸かり過ぎてしまった

兵士は国の為に尽くそうとした

だけど結末が愚かすぎることを知った


とある男は愛に溺れ

とある女は力に溺れ


一人の青年は恋を叶えることが出来なかった


この物語には救いなどなかった

ならば彼らを救う為に次の物語を用意しよう


少女には物語を紡ぐ力を与えた

少年にはただし力の使い方を授けた


欲望に塗れた男には

強奪することの愚かさを説いた

傷ついた兵士には

新たに仕えるべき人物を用意した


愛に溺れた男には

本当の愛を教えた

力に溺れた女には

本当の意味を教えた

恋が叶わなかった王子には

新たなる機会を設けた


彼らはそれぞれ別々の道を歩む

たとえそれが滅びへと誘うものだとしても

その先にある希望を信じて


「滅びも案外悪くない」



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