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続き
家族だから許せる?
子供の頃。
僕の父親は、アルコール中毒というのは書いたと思うが、父親は、お酒を飲むと何日も仕事に行かない。
母親がつきっきりで数日でお酒をやめさせて数日で出勤する事もあれば、アルコール中毒専門の病院に入院して、数ヶ月後に仕事復帰という事もあった。
それでも会社が父親を受け入れて、仕事を続けることができたのは、今の世代ではない昔気質の社風だったのか、父親の神経が太いのかはわからない。
また父はお酒を飲まなければ、真夜中までの残業を嫌がらずにする真面目な性格もあるかもしれない。
だけど、幼心に残っているのは、父の真面目な姿じゃない。
お酒に酔い潰れている姿だ。
ある日、幼稚園位の頃、友達と遊んで帰ったら、父が家の前の電柱に抱きついていた。
母や姉が引き剥がし、家に入れたが、
母は怒って、父の頭を金髪に染めた。
父が電柱に抱きつくのはそれはまだかわいい方で、ある日父はとんでもない事をした。
ある家族に感情移入して見てください。