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黒の師弟  作者: こまこまこめこめ
3/4

嬉しさ

「何事もなく、入学式が終わってほしいですねぇ」

一語一句美しく、口に出している弟子の文章の言葉を聞いている最中に、放った誰かの存在。

「キャスラー・・・、俺の自慢の弟子が話している。話しかけないでいただきたいな。それに、入学式の最中だぞ、不気味なことをいうな」

「理事長とお呼びなさい。長い付き合いなので見逃しますが・・・」

そう言いため息をついた高貴な存在、

ラン・キャスラー。

この学園の最高権力者だ。

見た目は小学生高学年ぐらいの顔つき。

多分、こちら側の人間ではないだろう。

その見た目で、この学園の指導者でもある。

判断力、発言力、頭脳といったものは一般人とは、比べ物にならない。

「・・・・嬉しいですか?」

「はぁ?」

「あの子を自分の弟子として迎えることができ、今、代表としてあの場所に立っているあの子を見て、嬉しいですか?」

弟子のことについての内容だった。

「・・・・あぁ、嬉しいですね」

「そうですか・・・それは、良かった」

優しく口調でそう言い、微笑んだキャスラー。

「ですが、君とあの子はあくまでも師弟ですよ。なので・・・・」

「キャーーーーー!?」

「なんだ?」

断末魔に似た叫び声が、入学式会場に響いた。





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