どうしてだろうなんでだろう
最初のどうしてだろうなんでだろうは
自然と不思議に目を向けて
ついつい尋ねる言葉だった
次のどうしてだろうなんでだろうは
本を読んで空を見上げテレビを見て
知らないこと知ったことを調べる言葉
さらにその次のどうしてだろうなんでだろうは
思い通りにならぬ自分に憤り
悔しさ噛み締め自問自答の尋ねる言葉
大人になりかけのどうしてだろうなんでだろうは
家族の言葉に納得して
どうでもいいやなんでもいいやに変わってた
大人って言われる頃のどうしてだろうなんでだろうは
まだ見つからない見つけられないかもしれない
悩むのも考えるのも、進むのも立ち止まるのも、思うこともそして、望むことも嫌になって、遺伝という最初から出ていた結論に絶望してしまった。
そんな自分に投げかけるどうしてだろうなんでだろう




