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天逆毎篇 三章 作戦を思いついたお
多分あの時の伸長的には僕と同じくらいかそれよりも下だろう。ちょっと詳しいことはあまり確認できていない。
いや、急いでたんだよ。不審者にいきなり声をかけられたらそりゃ一刻も早く逃げたくなるでしょ。
殴った時の位置的に身長の考察をしているわけですが。
そんなわけで、今日も液体を爪に塗って、街に繰り出す。ちなみに爪に塗り忘れるとあの日のようにおなかが痛くなるということも体験済みである。
とはいえ、どうやってあの人を探せばいいかわかんないんだよなぁ…。何か特徴があればいいんだけど…。特徴…。そういやなんで彼は僕の体調が悪いことが分かったんだろうか。
今、ものすごい作戦を思いついてしまった。いや、でもやっぱりやめよう。この方法は僕へのダメージが大きすぎる。
うんやめよう。そうしよう。そんなね、自分の身を削ってまで人探しなんてするもんじゃないですから。よし!やめよう!