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死にたがりな悪役令嬢  作者: 緑茶
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〜*第3話-13*〜

はぁ…どうしたものか。

ここで邪険にしては、二の舞になりかねない。

ただ、極力関わり合いたくない。


「申し訳ありませんでした…ご迷惑ですよね」


困ったように笑い、離れようとする姿に昔の自分と重なってしまう。

誰にも頼れない、哀れな過去の幼い自分。


「ローラ嬢、私で宜しければ一緒に行きましょう」


そっと腕を掴み呼び止める。

あー、本当馬鹿だなぁ。後悔するかもしれないのに

ローラ嬢を誘った事で、2人が心配そうに見ているが、文句を言わず付き合ってくれた。


****


胃痛がする中、漸く昼食の時間になった。

「アメリア嬢」と呼ばれ、振り返るとロナルドの姿が。


ー また来たのか


以前はロナルドが来る度、きゃあきゃあ騒がしかった教室も、最近はロナルドが来る度、視線が集まり素敵ねぇ、と小声で言われる位に落ち着いた。


「殿下…またいらしたのですか」


今日はもう心労でいっぱいいっぱいだ。

ゆっくり過ごしたかったのだが。

「あぁ、テラスで昼食をと思ったのだが、調子が悪いのか?顔色が…」と言いながら伸びてくる手。

避けようとした所「すみません」と割って入る声


「朝は助けて下さり、ありがとうございました」


殿下が来た時は、誰も話しかけて来ないのだが、その事を知らないローラ嬢が話しかけてきたようだ。


「あぁ、君ですか。気にする事ない」


柔らかい笑みを浮かべる姿に、フッと鼻で笑ってしまった。もう既にフラグは立った。

惹かれ合うのも時間の問題だろう。さっさと付き合ってしまえ。


絶対に邪魔すること無くフェイドアウトするから。


「さぁ、アメリア嬢、医務室に行こう」


なんて思っていたのに、早々に私に視線を戻し差し出される手。


「え?」と間抜けな声がつい漏れる。

どういう事?ローラ嬢に惹かれてる筈では?


チラッとローラ嬢に視線を向けると、複雑そうな顔をしている気がする

…こっちは既に惚れている?ようにみえるけど


「ありがとうございます、殿下。医務室には私一人で行けますので。顔見知りのようですし、ローラ嬢を学園代表として、案内さしあげては?」


ニコリと笑みを浮かべ、その場を去る。

あぁ、本当に息苦しい空間だった。


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