〜*第3話-2*〜
この様子だと絶対教えてはくれなそうね。
「それじゃあ、私は学園に戻りますわ。」
ーとにかく、急いで授業に戻らないと
立ち上がろうとした所で、グッと腕を引かれ、ビクッと触れられた所が条件反射のように反応する
「そんな顔色をしている状態で、戻す事は許可できない。取り敢えずこれを食べなさい」
座り直す形になった私の口に、1口大のサンドイッチを放り込む。
「んむ」
いくら1口大のサイズとはいっても、急に口に入れられる危ないんですけど。
咀嚼しながらジトーっとした視線を送ると
「アメリア…私が今怒っている事に気づいてるかい」
ーー怖い。
笑ってはいるけど、全く瞳が笑っていない
後ろに吹雪の幻覚がみえるよ。サンドイッチを飲み込む際、ゴクッと音が出る。
「まず、その首はどうした」
パッと傷跡がある所に手を当てる。
…これは、なんて説明したらいいんだろうか
正直に言ったら…怒られそうだなぁ
「えっとぉ…オシャレをしてみようかと…」
「ふむ、そこか。寝ている間に確認しようとしたが、我慢したんだ。みせなさい」
「え、あ、待って、エリック兄様」
解かれまいと、手でガードするけどあっという間に解かれる首元のリボン。
「……ッ!あいつか?」
今まで聞いた事ないような低い声。
……まずい。そうとう怒っている
まぁ、そうだよね。女に傷がある事を良しとしない世界だと、うろ覚えながら覚えている。
血が出るんじゃないかと思うくらい、唇を噛み締めるエリック。
本当に素敵な兄ね…。
「大丈夫だから。なんともないわ。ね?お兄様」
力を抜いて欲しくて、子供をあやす様に胸に抱き締めトントンと背中を叩く。
ーこんな事で、エリックとロナルドが言い争う事になったら大変だからね。
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