表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死にたがりな悪役令嬢  作者: 緑茶
31/92

〜*第3話-2*〜

この様子だと絶対教えてはくれなそうね。

「それじゃあ、私は学園に戻りますわ。」


ーとにかく、急いで授業に戻らないと

立ち上がろうとした所で、グッと腕を引かれ、ビクッと触れられた所が条件反射のように反応する


「そんな顔色をしている状態で、戻す事は許可できない。取り敢えずこれを食べなさい」


座り直す形になった私の口に、1口大のサンドイッチを放り込む。


「んむ」


いくら1口大のサイズとはいっても、急に口に入れられる危ないんですけど。

咀嚼しながらジトーっとした視線を送ると


「アメリア…私が今怒っている事に気づいてるかい」


ーー怖い。

笑ってはいるけど、全く瞳が笑っていない

後ろに吹雪の幻覚がみえるよ。サンドイッチを飲み込む際、ゴクッと音が出る。


「まず、その首はどうした」


パッと傷跡がある所に手を当てる。

…これは、なんて説明したらいいんだろうか

正直に言ったら…怒られそうだなぁ


「えっとぉ…オシャレをしてみようかと…」

「ふむ、そこか。寝ている間に確認しようとしたが、我慢したんだ。みせなさい」

「え、あ、待って、エリック兄様」


解かれまいと、手でガードするけどあっという間に解かれる首元のリボン。


「……ッ!あいつか?」


今まで聞いた事ないような低い声。

……まずい。そうとう怒っている

まぁ、そうだよね。女に傷がある事を良しとしない世界だと、うろ覚えながら覚えている。


血が出るんじゃないかと思うくらい、唇を噛み締めるエリック。

本当に素敵な兄ね…。


「大丈夫だから。なんともないわ。ね?お兄様」

力を抜いて欲しくて、子供をあやす様に胸に抱き締めトントンと背中を叩く。


ーこんな事で、エリックとロナルドが言い争う事になったら大変だからね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ