表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死にたがりな悪役令嬢  作者: 緑茶
30/92

〜*第3話*〜

「……ん、あれ…」


ー何だか悲しい夢を見てた気がするのだけど…

目を覚まし、そう呟くと頭上から声がする。


「やぁ、やっと目が覚めたのかい。お姫様」


今更ながら頭を撫でられている事に気が付いた。これって……いわゆる膝枕ってやつ


っていうか、どうして


「お兄様がここに……?」


身体を起こすと、いつの間にか掛けられた上着が地面に落ちる。

……本当嫌になるくらい紳士ね。

上着を拾い上げて、目の前の兄と向かい合う。


「……色々聞きたい事はあるが、始めにその格好をどうにかしなさい」

気まずそうに視線を逸らされる。


ーーあ。そうだった

服装を確認すると、リボンを2つ外した事で少しだけ胸の谷間がみえている。

アメリア胸が大きいから、ちょっと目立つな。


ーまぁ、ドレスの中にはもっと胸の谷間とか見える時もあるし、今更な気がするけど。


休む前より、幾分か気分も良くなっている

大人しく外していたリボンを装着して、改めて向かい直す。


「……もう平気か?」

「え?……んっ」


するりと頬に触れ、濡れた目元を指でなぞる。

自分でも気付かなかったけど、泣いていたみたいだ。


「平気よ。エリックお兄様」


ニコリと微笑み、兄の手に身を委ねる。

ー暖かい。


ってあれ、待って!


「どうしてここにエリック兄様が!?あれ、ここ王族専用の庭園よね!?あれ、まって、今何時!?」


途端ボンヤリしていた意識が覚醒する

いくら公爵子息だからって、兄がここにいることはマズイだろう。

そもそも、寝てしまってどのくらい経っているのか


「アハハ、何を今更そんなに慌てているんだ。大丈夫だ。俺…私がここに居ても咎められないし、我が妹にはここで働き始める事は内緒にして、驚かせるつもりだったが…成功だったみたいだな」


クシャクシャと頭を撫でられる。

良くよくみると、いつものように感じるけど、どこか違うような?


「お兄様…何かあったのですか?」


その言葉に一瞬撫でる手がピクリと反応するも「何も無いよ」とはぐらかされて終わった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ