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死にたがりな悪役令嬢  作者: 緑茶
21/92

〜*第2話-12*〜

「……神谷さんも変わらないじゃないですか。どうしたんですか?いきなり」


書類を持つ手に少し力が入る

何かやらかしてしまったのだろうか。


「んー、まぁ俺も変わらないけどさぁ」


ポリポリと気まづそうに頭を掻きながら、何か考えているようだ。


「そのー、見てて痛々しいっていうか、心配になるんだわ。毎日たんたんと業務を行い、人付き合いも言われれば参加するけど、自分からは絡まないだろ?」


「自分から絡めと仰っているんでしょうか?神谷さんがそう言うならそうします。ご心配おかけしました」


人付き合いなんて不要なのに。

お辞儀をし足早にその場を後にする。定時を過ぎている事もありオフィスには人が余り残っていない。


ー早く帰ってゆっくりしたい。


「ちょっ、違う違う、そう言う事を言いたいんじゃなくて。神崎!」


グッと腕を捕まれ後ろに引かれる。

その瞬間あの日な光景がフラッシュバックする

途端に息が乱れ、顔から血の気が引いていく。


「……離して、下さい」

「あ、すまん」


直ぐに手を離してくれたので距離を取る。


「神崎…本当にすまない。大丈夫か?」

「はい…大丈夫です。申し訳ありません」


ー 情けないな…本当に

こんな自分が大嫌いだ


「よし、お詫びに今日飯を奢る!その資料まとめるのは明日俺がするから行くぞ」

「いえ、そんな必要」

「……頼むよ。お詫びしたいんだ」


そんな弱々しく言われたら、拒否出来ないよ…。


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