〜*第2話-10*〜
それからの学校生活なんて、分かりきっていた。悪化していく虐め。それらを見て見ぬふりをする教師にクラスメイト達。物を隠され、捨てられ壊される。
どんどん磨り減っていく精神。あと少しの我慢だと言い聞かせ、耐えるしか無かった。
ーそして、数ヶ月後。
ようやく地獄の中学生活に終わりを告げ、県外の進学校に進学する為引越しの準備を始める。
学校のやつとも、弟とも離れることが出来て、やっと心穏やかに過ごせるとワクワクしていた。
今日は引越し前の、家で最後の食事。
「あらやだ、お寿司取りに行くの忘れてたわ。あなた、車出して頂戴」
「あぁ、お前たちちょっと待ってなさい」
本当は付いて行きたかったが、バタバタと慌ただしく家を出ていく2人を見送る。
「じゃあ私は2人が戻ってくるまで、荷造りしてくるから。」
2人きりを避けるように、自室に戻り荷物を入れるためダンボールを組み立てていると、ガチャと扉が開く
勢いよく振り返ると、無表情で立ちはだかる慎吾の姿
「……なに?荷造りするから出ていって?慎吾」
僅かに声が震えているのが分かる。
そんな私の声は無視して近寄ってきたかと思うと、腕を掴みベッドに放り投げられる
「あぁ、姉さん。どうして俺から離れるの?こんなにこんなに大好きなのに。毎晩毎晩隣で姉さんを思って、自分で慰めていたんだよ」
恍惚とした表情を浮かべ、下半身を私の手に握らせる
……これは誰だろう。もうそれは私の知っている慎吾では無かった
ー狂っている
私のせいでこうなっているの?恐怖で声すら出ない
「あぁ、その恐怖に怯える顔。可愛いなぁ」
服の中にゆっくりと手が侵入してくるのが分かる。
「ねぇ、もっと俺を見てよ。姉さんに見つめられると凄く興奮するんだよ。その瞳に俺は惚れたんだ」
「…いや、お願い……止めて…」
カタカタと震える手でなんとか、慎吾の手を止めようと抑えるも全く意味が無い。
「ははっ、わざとやってるのかなぁ?それって男を煽ってるとしか思えないんだけど」
微かな苛立ちがみてとれる。それからの事は思い出したくも無い…。
必死に抵抗するも無理やり裸にされ全身をまさぐられる。
「あぁ、これが夢にまでみて姉さんの中なんだね。痛いくらいに締め付けてきて、最高だよ」
処女膜を破られ、血が出ようがお構い無しに腰を振り私を犯す。
部屋に響く荒い息、出入りする度グチュグチュと厭らしく響く水音。そのなにもかもが嫌悪の象徴。目の前の人間を殺したい…逃げたい…痛い…誰か……
ー誰か私を殺して……
体感は何時間にも感じるが、実際には1時間もないくらいの出来事だったんだろう。
それでも永遠に感じる時間、その間慎吾は何度も何度も私の中に欲望を注ぎ込んだ。
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