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〜*第2話-8*〜
「聞かなかった事にしてあげるから。だからお願い…部屋から出ていって」
この時は自分のことでいっぱいいっぱいで、慎吾の気持ちを考えてあげる余裕が無かった…。
それからは、慎吾とは気まづい空気が流れつつも、なんとか生活をしていた。
それに伴うかのように、楽しかった学園生活でも徐々に暗雲が立ちこむ。
きっかけは中学3年にもなると、周りでは誰と誰が付き合っただ、初めてHをしただ。色恋で忙しくなった
私は特に恋愛に興味なんて無かったのだが
「神崎の事好きなんだ。付き合って欲しい!」
このように、1ヶ月に数回は告白を受けるようになった。ただ、普段は仲間内でも『また振ったのー?勿体ない』とかで終わっていたのだが、今回は相手が悪かった。
「ねぇ、私が翔真君の事好きなの知ってて、何で色目使って告白されてるの!?」
グループのボス的存在でもある梨花の片想いの相手で、学年でも一二を争う人気のある翔真君から告白されてしまったのだ。勿論色目なんて使ってないし、数回しか話した事もないレベルだ。
「待ってよ、そんな事してない!梨花が好きな事も知ってるし、するはずないよ!」
「はー?何もしてなくても、好きになって貰えたって自慢してるわけ?クソかよ」
ーそんな事言われたって…
ちゃんと断ってるし、私にどうしろっていうのよ




