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〜*第2話-6〜*
緊張が解れたからか、テラスを離れて先程よりも更に体調が優れない事に気が付く。
ーどうしよう、まだここは王族専用スペース。早く離れなきゃいけないのに。でも無理だ。少しだけ休んで行こう
ある程度離れた所まではこれたが、足が鉛のように重い
冷や汗に少しの息苦しさ。
出来る限り人目に付きにくそうな場所を何とか探し、漸く大きめの木と、小さい池がある場所を見つけた。
木陰に腰を下ろし、胸元のリボンをもう1つ外す。
結構胸元広がってるけど…まぁ、胸は見えてないし、誰も来ないだろうから…別にいいか
座っているのも辛くなり、草の上に横になる。
ー涼しい…少しだけ息苦しさが落ちつく。
風の心地良さに目を閉じると、次第に意識が遠のいていく。
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『この悪魔め!』『返してよ!私の息子を!』
『さいってい。このビッチ』『消えろよ!』
"あんたが死ねば良かったのよ!!"
浴びせられる罵詈雑言の数々。
…ごめんなさい。ごめんなさい。生まれてきてしまってごめんなさい。
お父さん…お義母さん… 慎吾…
奏汰…
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