〜*第2話-3*〜
王族だけが立ち入る事が許される、裏庭に付くと綺麗な花々が咲き乱れている。学園にこんな場所を作るなんて、本当王族って特別なのね。
ーまぁ、この光景を見る事が出来なくなるのは、ちょっとだけ残念な気はするな。
花を愛でながら視線を上げると、その奥のテラスに既にロナルドと従者が座っているのが見えた。
顔を見た瞬間一気に憎悪が身体を支配していく。
唇を噛み締め心を落ち着かせる。平気よ…会うのはこれで最後なのだから。あと少しの辛抱と自分に言い聞かせ歩みよる。
近付くと鋭い瞳がこちらを捕らえ離さない。
「随分と遅かったのだな。アルベルティ令嬢」
「申し訳ございません。殿下…お待たせ致しました」
所作や、振る舞い方は身体が覚えて居るものだ。
公爵家の令嬢として、ロナルドの婚約者として教養等徹底的に叩き込まれ、学んでいたのだろう。
「ふん、いつもと雰囲気も違うようだな。今度は何を企んでいるのだ。さっさと終わらせたいのだが」
ーあぁ、さっさとあの女の所に行きたいのね…なんだったかしら、平民出身のローソン?ローマだっけ?
「そうですわね」と適当に返事を返し椅子に座る
次々にならぶ食事に少しだけ手をつけるが
ーどうしよう、全く食欲が無い。寧ろ体調が悪化していく感じがする。早めに切り上げた方が良さそうだ
「エクスタリア殿下…お話しがあるのですけれど」
2-3口食べた所で、ナイフとフォークを置き、こちらを見向きもせず、黙々と食べ続けるロナルドに声をかける。
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