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〜*第2話-2*〜
ーはぁ、煩わしい
朝から続く好奇の目に次第にうんざりしてくる。
こんなに視線を感じるのに、誰一人として話しかけてくるわけでもなく、まるで檻にいれられた獣のようだわ。
そっとため息をつくと、リーリエ嬢達が近づいてくる
…朝から話したこの子達だけは、休み時間の合間に話しかけてくれる存在だ。
「…アルベルティ公爵令嬢大丈夫ですか?」
疲れを察しているのか心配そうにしている。
「えぇ、大丈夫よ」と答えるも本当は中々に辛い。
ー目立ちたくないから制服できたのに。全く意味をなしていないじゃない。心無しか気分も優れないし。
「今からランチですわよね。是非御一緒させて頂きたいのですけれど。アルベルティ公爵令嬢宜しいでしょうか?」
話題をかえるようにアリス嬢が口を開く。
…あ。今からランチの時間か。という事はロナルドに会いに行かなければいけない。
「お誘いは嬉しいけれど、ごめんなさい。これからちょっと用事があるの」
『あ、』とハモる2人。何かに気付いたようだ。
まぁ…この学園の人間なら知っている人も多いだろう。決まった日にロナルドと食事をしているのだから。
「また誘ってくれると嬉しいわ。では失礼」
あー、本当に本当に憂鬱だ。
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