ファーとシーの間にあるモノを描く
空を描こう どんな空
朝朗
あまたの煌めく星々を引き連れて
去りゆく夜空にポツンと浮かぶ
あの頃の自分のような
置いてけぼりの白い月を
ニューエイジを聴きながら
空を描こう どんな空
別れと出会いの季節
ヒラヒラ ヒラヒラ
雪のように風に舞い踊るピンクの花びらにつられ
仄かに蘇るあの日の出会いの切なさと
これからの出会いに不安と期待を抱きながら見上げる
パステルカラーの水色の空を
J-POPを聴きながら
空を描こう どんな空
広い広い広い海
時折 戯れる風と共に
ゆったりと寄せては
小さな呟きを攫っていく穏やかな波が
小さくなった心と照りつける太陽光を星に変える
キラキラ キラキラ
どんな宝石よりも輝く水面に映る
どこまでも続く青く雄大な空を
シティポップを聴きながら
空を描こう どんな空
嬉しかったり 落ち込んだり
忙しなく入れ替わる気持ちを抱えながら
オレンジ色の小さく謙虚なお花が
甘い香りでお鼻をくすぐる道を通り
オレンジ色の刺激的なのに不思議と安心感を漂わせる晩ご飯が
スパイシーな匂いでお腹をくすぐる家の前を通り過ぎながら
ゆったり家路につく
今日も1日お疲れ様でした。
労うように暖かく染める夕暮れの茜空を
バラードを聴きながら
空を描こう 今日はどんな空
空を描こう 今日はどんな気持ち
空を描こう 明日はどんな空
空を描こう 明日はどんな風に見えるかな