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聖女の復讐?は楽しみながら その2



久しぶりの我が家だぁ!


「って、帰ってきてから思い出したけど、家具の受け取り忘れてた」


あのおじさんごめんね。

明日行くから。


今日行かないのか?行かない。


「だって、ゴロゴロしたいんだもん」


まだ、時間的には余裕はある。

というか仕込みはほぼすることはない。


「まさか既に政治的なものは準備済みとは思わないんだよね」


グランに感謝だね。私は実行の方を準備するだけで良いんだから楽ですね。


「お陰さまでゆっくり休めそう」


これから、少し休めるタイミングがなくなりそうだから、休めるときに休む。


「………あぁ。でも何だかんだで、変なことが頭に浮かんでゆっくりできない」


どういたぶるか、どう嘲笑うか、どう貶めるか。


「楽しみなんだけども、こんなときくらいは忘れられたら良いのにねぇ」


私って思ったよりもワーカーホリックってやつなのかな?

いや、違うのかな?ただ今の生活が楽しいだけかな?


いずれにせよ、今は寝よう。

自分に弱めの睡眠魔法を掛けて、


「良い感じに眠くなってきた」


念のため、結界を張っておいてお休み。



結界を張ったのは、睡眠魔法はあくまでも、自分自信に使うことを目的としていない。

理由としては自分に掛けたら勝手に起きるまで、または強い衝撃を受けるまではなかなか起きることができないため、事故ったっていうのが多く発生した。

そのため、一人の時に自分に使うときは、必ず結界を張っておくようにっていうルール?暗黙の了承?があるのだ。


流石に寝ている間ではどうしようもないので、リーリアはそれにならって、結界を張ることを忘れないのだ。


それと、これはどーでもいい話だが、今までの野営の時もリーリアはそうやって結界を張っていたのだが、あの馬鹿二人はそれを自分たちの覇気のお陰だとかなんとか言っていて、野営をするとき馬鹿二人は結界を張ることはない。

そしてこれからも、今までにならって張ることはないだろう。



うぁ?


私は変な声を上げて起床した。

日は……まだ上がったばかりみたいだ。


「ぅん。ぷはぁー」


体を起こして、凝り固まった体を伸ばしていく。

ゴキゴキバキバキと、肩や腰、関節などから鳴る。

ずいぶんと疲れが溜まってたみたいだね。


「まっ、これ終われば、悠々自適生活が送れそうだからなぁ」


眠いなんて、疲れたなんて言わないような生活が送れるのよ!

それを思えば今をいくらでも頑張れる!


「さて、そのためにも馬鹿二人をしっかり締め上げましょうか」


ちゃんと着替えて、朝御飯を軽くお腹にいれて、さっ行こうか。


私は空を飛んで準備をする場所に降り立った。



魔王には二日休むって言ったけど、一先ずはこれだけを仕込んでおきたかったんだよね。


と、私はたったそれだけを済ませて、自宅へ転移し帰宅した。



「さってと、あとは馬鹿どもが来るまで休みなの」


んじゃ、憧れの二度寝~~♪


素晴らしい!これこそ自由にふさわしい行為よ!


だって、前までは二度寝なんかしようもんなら、時間が足りなくなって明日の分の睡眠が足りなくなる。

それならまだしも、私ありきの仕事が少しでも滞れば、私の仕事は倍加したり……あぁ、考えるのも嫌だわ。


「とりあえず、お休みなさい……スヤァ」



リーリアは今度は睡眠魔法もなしに、眠りについた。

起きてから朝御飯を食べて、一仕事してから寝ることを二度寝、というよりかは昼寝に近いのは本人はあまり気づいてない。

気づいたとしても、『これが昼寝!それはそれで良いわね!』というであろうから何の問題もないが。



そうして、怠惰に家でゴロゴロ寛いで二日目。


「んん~。お茶美味しい」


昨日おじさんのところに言って、家具の受け取りと運び込みをして貰い、私の家は、ずいぶんと賑やかになった。

ベットやロッキングチェアなどが、私の悠々自適な一時を増長させ、より良いものとする。


「もう二日ね。そろそろ動く頃かな」


今日でもう、魔王に言ってある休みは終わり。

けれど、闇雲に動くことはない。

仕込みは完了してある。


「といっても簡単なものなんだけ……ど?あれ?発動したな、今」


今私の脳内にビビッってきた。


これは私が予め二日前に仕込んできた魔法が発動した合図だ。

効果内容は、辺りに、私の姿をしたゴーストが発生するという魔法。

この魔法は見せたいものを相手に見せる魔法、ゴーストビジョンにトリガーを設定し、あとはそのトリガーを引くための条件を待つだけの簡単なものだ。


今回の場合、一定の魔力を持つ者が接近した場合、つまりは勇者が一定範囲に入ったときに発動するようになっている。



今回、私は私が亡霊の役割を果たし、誘い込もうかと考えた。

しかし、最初から私が行くと至近距離で見られれば亡霊じゃないとバレてしまうのでは?と。

ならば、最初は本物?の幽霊を使い、それで少しアプローチをして、本物の亡霊と信じさせて、最後の誘導の役割は私がやろうと言うのだ。


誘導も魔法でどうにかならないのか?

ゴーストは細かい命令となると、難易度が高いため、というか、私にはできないため却下だ。

私ができるのは、予め行動パターンを仕込んでおいてその通りに動かすことくらいだ。


「それじゃあ、始めようか。勇者の終わりの協奏曲を」



久方ぶりの更新になってしまいました。

構想練って、書く。その時間がなかなか取れなかった。主に書くの時間だけど。


って、言い訳は置いといて、一先ず勇者君を潰す算段は整ったので一気にやりますか。


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