サイドストーリー それぞれの思惑
読み飛ばしても結構。
冴子さんと尊きゅんにどうして依頼が発行されたのか、その前日譚にあたります。
表現を変更しました。
ギルドマスター→グランドマスター
東京都千代田永田町にある首相官邸の一室にて、内閣府のトップである菅原 篤眞首相が、防衛大臣、迷宮遺跡担当大臣、ニ省庁のトップを会議室に呼び出し釈明を求めていた。
「それで、何の為に虎の子の特殊部隊を派遣したのかね?私の許可無しに。藤村君。釈明を求めたい」
篤眞首相の追及に、藤村防衛大臣は胸を張り答える。
「はっ。それが【ギルド】に対する牽制になり、諸外国に対する示威行為にも繋がると確信した為です」
「……A級冒険者を捜索することで、我が国は〈冒険者〉にも劣らぬ部隊を持つと諸外国に宣伝すると?」
「流石は、総理。聡明であらせられ感服の至りであります。迷宮遺跡関連では我が国は他の大国を抜いて最も進んでいますが、防衛戦力に関しては劣ります。……しかし、件の迷宮遺物技術を有用した最新鋭の特殊部隊の有用性が証明されれば、我が国は迷宮遺物以外で強力な外交カードを手にすることになるのです。また、例の計画の有用性をある程度試算しうると私は確信しております」
現状、迷宮遺跡の保有数や攻略度は世界でも群を抜いているし、迷宮遺物の国際市場のシェアは日本が圧倒している。
しかし、防衛技術に関してはどうしても他の大国に比べると劣るのが現状だ。
藤村防衛大臣の説明に、腕を組んで篤眞首相は熟考に耽る。
「ふむ。確かにメリットは大きい様に思える。諸外国に対するいい宣伝になるだろうし、【ギルド】に対する牽制にもなるだろう。だが、【ギルド】に対しまた借りを作ることになるのではないかね?」
篤眞首相の懸念に、藤村防衛大臣はもっともですと相槌を打つ。
「その懸念はごもっともですが心配ありません、総理。金森君、総理にご説明して差し上げろ」
そして、金森迷宮遺跡担当大臣に話を振った。
「はい、分かりました。では、私から説明いたします。総理、今回の我々の依頼を受注した者をご存知ですか?」
「知ってるも何も忘れるわけがない。政府の目をかいくぐり迷宮遺跡に潜り込んだ盗人だろう。思い出すだけでも腹立たしい」
篤眞首相は忌々し気に吐き捨てる。
あの女のせいで【ギルド】から嫌味を言われ、各国首脳陣から冷やかしを受けたのだ。今でも思い出すだけで腸が煮えくり返る。
「はい。不覚にも我が国の迷宮遺跡の警備体制に穴があることが露見した訳でありますが、【ギルド】側としても虫の居所が悪いのです。いえ、むしろ今まで冷遇してきた分、おいそれと頭を下げ依頼できないのです。【ギルド】は良くも悪くもプライドが高い。今まで邪見にしていた相手に頭を下げ依頼するのは彼らのプライドを著しく傷つけるのです。……A級冒険者が集団で消息を断った、その噂の真偽を早急に確認したい【ギルド】としては信用が出来る他のA級冒険者に依頼したい。ですが」
「今動けるA級はいないということかね。〈鮮血の銃皇卿〉殿は足を痛め深部には潜れず、他のA級も手が離せない。よってあの娘に依頼を出すしか道はない。しかし、頭を下げあの女に依頼するのは【ギルド】のプライドが傷つく。……それで政府の名を貸した。そう言いたのだね、藤村君。その貸しで我が国の切り札を迷宮遺跡にねじ込んだ、と」
藤村防衛大臣や金森迷宮遺跡担当大臣の発言を自分なりに噛み砕いた篤眞首相はそう結論を下した。
僅かな情報で、藤村と金村の密談の真意に辿り着いた篤眞の慧眼に、二人は驚きを隠せずに目を見開いてしまう。
だが、そんなか二人を余所に、更なる懸念が浮かんだ篤眞首相は質問を続けた。
「なるほど二人の考えはよく解かった。実にメリットの大きい。しかし、【ギルド】にアレの存在を見せ付けるのは時期早々ではないのかね?確かに最近の【ギルド】の横暴には目に余る物がある。しかし、アレは対【ギルド】を想定した我が国のカードだ。政府が極秘理に所有している非公開迷宮遺跡で何度も演習を重ねて来たが、まだ切るタイミングではないと私は認識し、私の認識を共有していたと思っていたのだが」
「……残念ながら総理。事態はもう緊迫しています。例の計画の有用性を早急に把握する必要性が出て来ました」
藤村防衛大臣の言葉に、篤眞首相は片眉を釣り上げ、続け給えと話の続きを促した。
「【ギルド】は我が国の国益を損なう、宜しくない企てをしている可能性が高いことが判明しました。金村君、説明を」
「最近、迷宮遺物の国内市場で不明瞭な流れが多くなっているのはご存知ですか?」
「不審なバイヤーが多発しているという話かね。公安から話は聞いているよ。……まさか」
まさか、あいつらが。だと、すると。
「総理の懸念の通りかと。情報部の捜索、迷宮遺物競売ネットワークを監視した所、架空のペーパーカンパニーが特定の迷宮遺物を買い取っていることが判明しました。その特定の迷宮遺物は、どれも【ギルド】との交渉が難航していたものです。恐らく【ギルド】側が回収したのです―最近の【ギルド】の横暴は目に余る物があります。国政にまで口を出すなど言語道断、明らかに〈冒険者〉の領分を逸脱した越権行為であります。このままでは国家の国益に著しい悪影響を与えると危惧した私が、藤村防衛大臣と協議し総理に無断で派遣することにした次第であります」
「評議騎士団が派遣されるかどうかは未知数ですが、【ギルド】に対して対抗手段があると示威し牽制するまたとない絶好の機会だと思い独断専行いたしました。誠に申し訳ございません!」
説明を引き継いだ藤村防衛大臣が頭を下げ、金村迷宮遺跡担当大臣も頭を下げ謝罪する。
そんな二人の真摯な謝罪に、篤眞首相は苦笑いを浮かべた。いや、浮かべるしかなかった。
「評議騎士団が動くことはないよ。私の子飼いの者からの情報だ。彼らは今、日本にいるが別件で手一杯らしい」
「別件?」
「リュウグジョウに鼠が出たらしい。それの抹消が最優先任務であり、我が国のA級捜索の任務は下っていない。あの御方たちは、そんなモノよりも鼠を消す事にご執心の様だ。……君たちの越権行為に関しては特例で不問とする。状況を鑑みる君たちの判断は正しい、英断だ」
「寛大な処置に感謝します、総理」
「ご聡明な判断に感謝いたします、総理」
「時に君たち。……今回の一件で、あの御方たちの不興を買ったと思うかね」
篤眞首相の問い掛けに、室内が一瞬だけ凍り付いた。しかし、それも一瞬で藤村防衛大臣は直ぐに復活する。
「はい、いいえ。総理。あの御方らが嫌うのは迷宮遺跡そのものに関する過度な干渉、あるいは破壊行為です。むしろ、迷宮遺跡を私物化しつつある【ギルド】に対し制裁を加えんとする我々よりの心情であると確信しております。……ところでどうしてその様なご質問を?」
堂々と言い放つ藤村防衛大臣に対して、篤眞首相はあっけからんとした態度で、どんでもない爆弾を放った。
「あの御方たちに呼ばれてね。A級の集団行方不明という未曾有の事態が起きているやも知れない可能性について釈明が求められている。ついでに黒狼師団についての詳細な報告を要求されたよ。流石はあの御方たちだ。実に、耳が聡い。各機関の情報管理体制を見直し給え。……それと、『キツツキ』の話だが。現実的に視野に入れるべきかも知れないな」
篤眞首相はそう言って立ち上がると、室内を立ち去った。
――――――――――
東京都霞ヶ関にある【冒険者協会日本総本部会館】の、大会議室にグランドマスターと星導理事会の錚々《そうそう》たる面々が集まっていた。
「あんな集団を迷宮遺跡に立ち入らせるなど正気ですか?!グランドマスター。アレは、明らかに我々【ギルド】と戦うことを想定した特殊部隊だ!!」
「そんなことは百も承知だ。しかし、政府名義で依頼していたことで揺すられては頷く他ないだろう!」
グランドマスターである男性は、理事会の一人に怒鳴りつけていた。
「迷宮遺跡の所有権が政府にある以上、我々【ギルド】は政府に従う義務がある。それにあの小娘相手に貸しを作りたくない、などと騒いで政府に借りを作るハメになったのは誰のせいか忘れたのか?」
グランドマスターの放つ正論に、別の過激派の理事が逆上する。
「ぐぬぬ!我々【ギルド】には〈冒険者〉の誇りと自由を守る義務がある。元とは言え、遺跡荒らしに頭を下げたとなれば日本の〈冒険者〉の地位が地に堕ちてしまいます!」
「その下らないプライドが今回の一件を招いたのを、まだ分からないのか!この一件が無ければ、あんな文明に塗れた忌むべき輩を、我らが迷宮遺跡に入れる必要など無かったんだ!!神聖なる御方々のご気分を損ねたら一体全体どう責任を執るつもりだ?!」
グランドマスターの追及に対して、過激派の中心的人物が反論をする。
「あの御方らは、我々人ではなく迷宮遺跡の意思を代弁しておられる!我ら一【ギルド】に対して目くじらを立てるほど狭量な存在ではあるまい。……それよりも問題は政府の横暴にある。迷宮遺跡内のルート整備をしておるからと調子に乗りおって!誰の護衛のおかげで呑気に土木工事が出来ているのか、忘れてはいるに違いない!!」
「そうだそうだ!迷宮遺跡を管理しているからと、我々の上に立った気でいる。迷宮遺跡から我らを締め出そうとも、我々【ギルド】には備えがあるからな。それを知らずに何とも滑稽なことよ」
次々に上がる政府を非難する声。
しかし、グランドマスターの放った言葉で、それは一気に沈静化することになる。
「―そのことなんだが、お前たちが迷宮遺物を密かに回収していたことを政府は知っていたぞ。奴らを迷宮遺跡に入れる際の話し合いで金森とかいう男が匂わせてきた」
一瞬だけ静寂が場の空気を支配したが、過激派の中心的な男は、鼻で笑うとその空気を払拭した。
そして、話をグランドマスターの非難へと転換させる。
「ふん!あらかた公安が気付いたんだろう。奴らの鼻は国内においては如何なる国の諜報機関にも勝るからな。だが、それがどうした?【ギルド】が日本政府から離脱して何の問題もあるまいよ。むしろ、グランドマスターである貴様のその弱腰が、政府な突き入れさせる原因ではないのか?!」
「その通り。日本の発展も、〈冒険者〉の繁栄も、我々【ギルド】の働きがあってこそのものだ。神たる迷宮遺跡が内包する神秘に、未知なる深淵にその身を窶す〈先導する黎明〉の様な勇敢なる英雄たちが安心して迷宮遺跡攻略に勤しめるのも、我々【ギルド】が彼らの自由を守っているからだ。彼らの自由が損なわれるかも知れないなと言うのに、貴方は何故そうまで弱腰になれる!」
「未到達階層に挑むA級冒険者たちが、その深淵で行方不明になるのは同然のこと!命をも落とすかも知れない。しかし、そんなことは彼らにとって百も承知の事実。迷宮遺跡の深淵に身を委ねる覚悟ある彼らを、【ギルド】いいや〈冒険者〉以外の者が捜索するなど彼らの誇りと魂、先人たちの叡智を穢す行いです。【ギルド】が政府に屈しても同様です!我らは政府と対等でなくてはいけない!」
次々に浴びせられるグランドマスターを否定する罵詈雑言の嵐。
初めは我慢していのだろうが、グランドマスターは大きく拳を振り上げると、勢いよく机に振り下ろし、罵詈雑言を物理的に止めさせた。
「【ギルド】の理念と、崇高な精神は、私もよく理解している。〈冒険者〉が己が自由と誇りを護る為に設立したのが我ら【ギルド】であり、我らに〈冒険者〉の自由を守る義務があるのも当然理解しているつもりだ。私もグランドマスターである以上、〈冒険者〉の自由と誇りは何としても守り抜く覚悟がある」
有無を言わさぬ強い口調と、殺意すら感じさせる鋭い眼差しに、さしもの過激派の理事たちも黙らずにはいられなかった。
「だからこそ……私は〈夜の明け星〉に依頼した。〈無双の乙女卿〉は、確かに経歴こそ人に褒められたモノではないが彼女の〈冒険者〉としての技量、覚悟、誇りは伝説たちと遜色ない。〈超新星〉は、まだ日が浅いが彼の持つ魂はすでに一流の〈冒険者〉として完成している様に、報告を見て私は感じた。……騙す形になって彼らには申し訳ないが、〈超新星〉なら六層で満足せず深部に潜ると私は期待している。彼らこそ、この歴史が動くかもしれない未曾有の事態を解決してくれる【鍵】だと私は、信じてるんだ」
そう。信じているのだ。報告に上がった少年のことを。今時珍しい生粋の〈冒険者〉の魂を持つ輝かしい若者に、グランドマスターは期待を抱いていたのだ。
騙す形になって申し訳ないとは思う。しかし、期待せずにはいられない。
冒険する為には命をも擲つ覚悟のある少年のことだ。前線基地に着いて引き返すとは到底思えない。きっと【ギルド】に対して無言で深部に潜ろうとするだろう。深部に潜るには、彼の等級では些か足りないからだ。
だが、それでいい。グランドマスターである自分が言うのは間違っているが、彼はそうでなくちゃ困る。
なにせとっくに忘れかけていた昔の憧れを蘇らせたのだから。
グランドマスターの独白に、今の今まで黙り込んでいた老婆が口を開いた。
「〈無双の乙女卿〉の経歴こそ悪いがA級になった実力は本物だろう?若い衆みたく煙たがる理由がアタシにゃ分からないねぇ。迷宮遺跡に取り憑かれたロクデナシがなるのだ〈冒険者〉だろう。なら、本質は遺跡荒らしとあまり変わらないさね」
老婆の現状の【ギルド】の在り方を否定する様な発言に、過激派の理事はおろかグランドマスターすらも口を噤みざる得ない。
「……老師」
老師と、老婆を呼ぶその声には、過激派の中心的な男の老婆に対する隠し切れない敬意が含まれていた。
「グランドマスターが言う様に、アタシも〈超新星〉には期待しとるよ。最近の〈冒険者〉はどいつもこいつも名誉とか金に目が眩んだ紛い物が多い。けど、その少年は今時珍しい冒険者魂を若いうちから持ってる期待の若者らしいじゃないか。〈鮮血の銃皇卿〉ほどの傑物が称賛したんだ。彼らに依頼したギルドマスターの判断は間違ってないさね」
「……確かにあの少年ならば第六層で満足せず深部に潜るでしょう。私も多少の規則違反ならば目を瞑る所存です。しかし、グランドマスターは政府の要求に―」
それでも尚、言い募る若造の言葉を、老師は片手で制すると。
「それが【ギルド】の本来の在り方さ。他国なんかそうじゃないか。むしろ私たちは力を持ち過ぎたんだ。だから政府相手に要らん対立をしてる。政府が武力で〈冒険者〉を圧するなら武力を持って立ち上がるのが【ギルド】の在り方さね。だけど、〈冒険者〉の自由を建前に武力を行使する今の在り方は違うじゃないのかえ?アタシにゃそう思えるけどねえ」
と悲しげに呟いた。隠し切れない後悔が滲むその声に、男は否定する言葉を持ち合わせてはいなかった。
「老師の言う通り、今の我々は〈冒険者〉の自由を建前にしている様に思う。政府に対抗する戦力の必要性は分かるが、明らかに自由を守る範疇にない武力まで手にしようとしている。このまま政府と衝突して〈冒険者〉たちに影響を与えては【ギルド】の意味がないと私は思う。どうか、聡明なる理事会の諸君にも、私の判断をご理解いただきたい」
老師の言葉を借りて、グランドマスターはこの場にいる一人一人に問いかける様に言葉を紡いだ。
この場にいるのは、世界最高峰の【ギルド】の頭脳とも言える賢人たちだ。理性を以て問い掛ければ必ず届く。
グランドマスターの発言に、理性を取り戻した男は、誠意を持って謝罪した。
その眼には賢人と呼ぶに相応しい理知的な灯が揺らめいている。
「……確かに儂らも少し焦りすぎていたようだ。グランドマスター、先程の発言訂正しよう。貴様の判断は先を見据えていた。視野狭窄に陥っていたのは儂の方だった」
何ともいえない気まずい雰囲気を払拭する為に、穏健派の一人がグランドマスターに質問をした。
「……グランドマスター、話は変わりますが評議騎士団の出動要請はどうなりました?そもそも彼らが動けば、あの様な集団を迷宮遺跡に招き入れる様なことをせずに済んだ筈ですよね?」
そう。そもそもの話として、評議騎士団が動いてさえくれれば、政府の手先である文明に穢れた集団を、神聖なる迷宮遺跡に招き入れる必要などなかった。
この論争の根本的な原因は、そこにあると言っても過言ではない。
「A級の捜索に、評議騎士団を割く必要はないとのご判断だ。リュウグジョウに潜り込んだ鼠の抹消が最優先事項だと御方々は考えておられる」
出動要請に対する尊き御方々の返答は至ってシンプルだった。
日本の【ギルド】ならば自分でケリを付けれるだろう。自分の不始末は、自分で片をつけろ。
それはつまるところの―。
「海外の【ギルド】がしっかりしていればこんなことには!しわ寄せが来るのはいつも私たち日本の【ギルド】だ。何度、取り逃せば気が済む。それにしても、天下の評議騎士団が手一杯になるとは、何をやらかしたのやら」
なまじ日本の【ギルド】が、世界中で最も規模が大きく、相対的に見た権限が強いので、仮に日本の【ギルド】で何か問題が起きても他国の【ギルド】が優先されることが多々あった。
そのせいで何度、辛酸を舐めさせられたことか。
他国の【ギルド】の対応を非難する声を荒げるのも無理はない。ギルドマスターも、心情的には多いに賛同するが立場故に自重する。
鼠を捕まえていれば、日本の迷宮遺跡に鼠が潜り込むことにならず評議騎士団を動かしてもらえたと思うと、少しやるせない気持ちになる。
「……【ギルド】の根底を覆しかねない秘密を知ったそうだ。【創設者】についても気付いた恐れがある」
グランドマスターの絞る様に、吐き出した言葉に、場は再び騒然とした。
グランドマスターの口から語られた言葉は、あまりに重い。
「なんと…、御方々が存在の抹消に注力するわけだ。特異点は、消さねば【ギルド】が終わる」
「政府に対する対応だが、動向を警戒していこう。〈冒険者〉を、政府の自由にさせてたまるものか」
※誰一人武装したり、政府との戦争を視野に入れてることを疑問に思わない時点で、日本政府と日本【ギルド】の関係を物語ってるよね。
【ギルド】が政府に反抗し戦争を仕掛けるのを警戒し対【ギルド】戦争を想定した部隊を用意する日本政府と、日本政府が武力を以て圧力をかけてくる事を危惧し〈冒険者〉の自由が弾圧された時に立ち上がれる様に軍拡に務める日本の【ギルド】。両者の関係は激化の一途を辿っていて水面下では冷戦状態にあるのです。
………的な裏設定でございます。そして、ちょくちょく出てくる鼠さんやら、ある御方々とは一体!?すべての謎は、いつか明かされる…。作者のやる気に乞うご期待!!
ぷち用語解説
星導理事会
【ギルド】の最高意思決定機関。どの国の【ギルド】も同じ名称です。どうしてご大層な名をしているのか、それは………。




