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無限の迷宮  作者: ろう
冒険のはじまり
6/13

探索準備

ミリーと別れ、冒険者ギルドを後にしたアルとレイは先ほどミリーとの話の中で教えてもらった宿を探すため、地図を見ていた。


地図を見ながら進むと宿はあっさり見つかった。


二人は扉を開けて中に入った。




「すいませーん。」


「はーい。いらっしゃいませー。」




少し間延びした声と共に宿の二階からドタドタ走る音が聞こえ、赤毛でそばかす肌の女の子が二人を出迎えた。




「改めまして『木漏れ日荘』へようこそー。私はアンですー。よろしくお願いしますー。」


「僕は冒険者のアルです。で、こっちは同じく冒険者のレイ。」


「レイだ。今日から何日間か宿に泊まりたいんだが。」


「お一人様一泊当たり、銀貨五枚になりますー。」


「今のお金からしてとりあえず三日くらいにしとくか?」


「そうだね。他に何か使うかもしれないし。」


「三日で頼む。」


「かしこまりましたー。あ、シングルのお部屋とツインのお部屋どっちがいいですかー?」


「どっちも値段は銀貨五枚なのか?」


「いえー。ツインなら少しお安くできますよー。一泊当たり銀貨四枚になりますー。」


「おい、それを早く言えよ。アル、ツインでいいよな?」


「うん、問題ないよ。」


「ツインのお部屋ですねー?ツインのお部屋でー、お二人様三日で金貨二枚と銀貨四枚になりますー。」


「はい、お願いします。」




アルはそう言うと金貨と銀貨を過不足なくアンに手渡した。




「丁度ですねー。ではこちらが鍵になりますー。あ、食事は朝と夜は出ますので、よろしくお願いしますー。今日のはもう食べられますかー?」


「ちょっと早いからもうちょっと後でいいよ。」


「かしこまりましたー。では後ほどー。」




アンはそう言うと、また二階に上がっていった。




「レイ、明日のこともあるし、ちょっと買い物に行かない?」


「そうだな。明日の準備しないとな。」


「まずは装備見てみる?僕達の所属国が『ノーザン』だからあまり買えないと思うけど。」


「そうだよな。それでも見とくに越したことはないだろ。」


「だね。じゃあ、行こう。」




アル達は『木漏れ日荘』から出て、『イースタン』の武器屋と防具屋の方へ向かっていった。




「レイ見てよ、この剣。すごい立派だよ。」


「そうだな。でも、値段見てみろよ。俺達じゃ全然買えそうにもない。」


「うん。村から出てきたばかりの僕らには手が届かないね。でも、泊まれる宿があるってだけでもありがたいことだよね。僕達のためにお金を作って送り出してくれた母さん達には感謝だね。」


「だな。だからこそ冒険者で成功しないとな。母さん達に最低でも迷惑はかけないように。とまあ、武器や防具は冒険者として少し安定してからだな。」


「うん、賛成。じゃあ、補助アイテム見に行こっか。」




アル達は『イースタン』の武器屋と防具屋から離れ、『ノーザン』のアイテム屋に向かった。




「ここか。いろいろ置いてあるな。」


「村じゃ見たことないものばかりだね。」


「らっしゃい。坊主達何か欲しいもんでもあんのかい?」


「はい。僕達は今日冒険者登録したんですけど、探索に役に立ちそうなものを教えてもらえませんか?」


「そうだなあ。冒険者には怪我がつきものだからこのポーションなんかは必須だな。あとは、痺れ蜘蛛の糸は使えるな。」


「ポーションはわかるんですけど、糸はなんでなんですか?」


「それはな、痺れ蜘蛛の糸は相手に投げつけると動きが鈍くなるんだよ。だから、逃げたりするのによく使われる。って言っても効かないやつもいるだろうし、油断は禁物だけどな。」


「そうなんですね。それでも生き残る確率を少しでも上げるために持ってた方がよさそうだね。」


「おう、そうだな。じゃあ、こいつらは買っとくか?親父さん他は何かないのか?」


「うん、この二つは決まり。」


「がはは。若いのにちゃんと考えているんだな。これは活躍を期待できそうだな。生きてまた買いに来るんだぞ。」




そして、アイテム屋の親父さんから話を聞きながら、必要だと思うものを買っていく二人。


補助アイテムの準備を終えると、二人は『木漏れ日荘』に戻り、晩ご飯を食べ、二階の部屋に上がっていった。


慣れないことも多かったのだろう、二人は部屋に入るとすぐにベッドに転がり込んだ。


こうして二人は少し早い眠りについたのだった。

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