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9の目

部屋で簡単な昼食を食べたあと散策をするためにセディーと別れ校舎内を練り歩くことに。

腕の目を少し開放して校舎内を隅々まで見たので別に歩かなくてもいいのだけれどそれはそれこれはこれ。

長い廊下を時々私と同じ一年生を見かけながら歩いて行く。


「あぁ!いたわっ!ちょっとそこのあなた!!!」


何やらうるさい声がした。

私じゃないだろうと無視してると肩を思いっきり捕まれ後ろに振り向かせられる。


「やっぱり!ラフィーナ=ベリベルストね!あんた早く婚約解消してあげなさいよ!セディール様が可哀想じゃない!家でもあんなに虐げられてるのに……!と・に・か・く!さっさと解放してあげなさいよ!分かったのっ?!」


すごい剣幕でまくしたてた上に顔が近い。

このこ誰だろう?顔は可愛いけど髪と目がピンク。

早く離れてくれないかなぁーとか思いつつテキトーに相槌を打っていたら満足したらしく何処かへ走って行った。

何だったんだろあの子。取り敢えずセディーに伝えとこ!







「え、何その子。髪ピンクとかネタ?」


伝えた第一声がこれでした。


「僕って可愛そうだったの?ピン子は僕を知らないのに?その子のほうが可愛そうな頭してるのにね。それと解放とかって僕が逆に離すわけ無いから別にラフィーが解放してもいいよ。僕が捕まえとく。

でも、そのピン子面白いからもっと情報欲しいな。」


いつにも無く饒舌ですな。

てかピンクの髪の子でピン子とか安直すぎる。

こころなしか面白いと判断したからかいつも無気力な目も少し輝いてる気もするし。


「明日から学園生活も始まりますし時間は沢山ありますので観察対象として置いときましょう!」


私の百々目鬼の妖力もうずきます!


「取り敢えずもうそろそろ遅くなるし、部屋もメリーさんが整え終わった頃だと思いますので帰りますね!あっ、それと私の部屋にキッチンを置いてもらうことにしたので毒の心配があるなら一緒に食べましょう!腕によりをかけて作りますの!部屋は女子寮四階の入り口ですし目が見えていない事を理由に婚約者を入れても良いことになってますの。」


いやー、女子寮に男は無理かなーと思ってましたが案外行けるものですね!


この世界の料理は美味しいには美味しいのですが日本での美食を極めた私には物足りなさが出てくるのです。屋敷では心配症なお父様とお兄様が止めるので出来なかったのですが今回はお母様にこっそり頼んで付けてもらうことにしました。お母様も趣味が増えるのはいい事だとほのぼのしながら言ってましたし。


「ん、毎日行く。学食は美味しいけど濃いものが多い。竜人の舌には辛い。」


そーいえば竜人でしたね。

忘れてました。


とにかく、約束は出来たので部屋へと戻ります。

部屋は屋敷の部屋と比べると狭いですが程よい狭さでキッチンと風呂、ベッド、棚とひと通り揃っています。

メリーさんが模様替えしたのかカーテンやベッドは白と青で統一されていました。おしゃれですね。


ここは男爵や一般の方は誰かと同室だったりします

が私みたいな貴族の人はだいたい一人部屋になります。


メリーさんにお礼を言い王都の屋敷に帰ってもらうとベッドへダイブ!

ふかふかもこもこで寝心地さい……こ……zzz





おはようございます。

とか言って現在夜中?朝?の2時、丑三つ刻に起きたのです。

起きてお風呂に入ってないことに気付き入学式後2日は休みなので明日でも良いとは思いましたがやっぱ嫌なので入ってさっぱりしました。

その後も暇だったので全部の腕の目を開放し、今日のピンク女の子の様子を見てみる事に。



んー、この部屋も違う……この部屋……、……あ、いました。二人部屋の方でしたか。この階は豪商か

男爵が入る部屋ですね。

ちなみに、1階が一般の方、2階は豪商や男爵、3階は一番多い子爵、4階は伯爵、5階は侯爵、6階は公爵、7階は王族となっています。だから爵位順位3位の私は4階に1位をもつセディーは6階にいますわ。

まぁ、まだ子息子女なので親の爵位でしかありませんけど。


で、その女の子の様子は。


―――――――――――――――――――

ピンクの髪の女の子の部屋。


「あぁ〜、今日の生徒会の皆様かっこ良かったわ!俺様生徒会長兼王子様のドュレーユ様に腹黒副会長兼公爵のアントーレ様。双子で可愛らしい書記と会計のハルーサ様ナツーサ様!あぁ〜!たまらない!待っていてください!貴方様のお心私が癒やして差し上げますからぁ!今日は会ってないけど保険医のフルール様にも会わなくちゃ!そ・れ・に!!やっぱりお目当ては隠しキャラルートのセディール様よね!王道の王子様もいいんだけど無口美形キャラのセディールは捨て難いわ!あの人の心を癒やすのは私しかいないのよ!あ、それにしても今日あったラフィーナ=ベリベルストはどうしたのかしら?ゲームよりも迫力なかったし。まぁ、私の顔を見て美しくてビックリしてたのかもしれないわ!私かわいいし!あー、早く会いたいぃー!」


ベッドでピンクの髪の子はゴロンゴロンする。

声が大きくてうるさい。


「ちょっとシューラうるさいわ。もう夜中なの。いい加減にしてくれない?眠れないのだけど。」


やっぱり同室の子もうるさいのか注意する。


「うるさいのはあんたよ!ただの商人の娘が男爵の私に話しかけないで頂戴。」


同室の茶色い髪の子は高圧的に見下してる発言をしているピンクの髪の子に呆れた顔をして耳に濡らした紙を丸めて即席耳栓にすると寝だした。


それに対し文句を少し言うとまた元の変な話を再開するピンクの髪の子―確か名前はシューラだったかしら―にいい加減聞くのも見るのも飽きた私は除くのをやめた。



――――――――――――――――――――――


ふぅー、何か目がつかれたわ。

今日はもう寝て明日?(もう2時だし今日かな?)にセディーに買い物を付き合ってもらうついでに聞いてもらおう!きっと喜ぶわ!





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