5の目
あれから3年立ちました。
私は10歳。セディーは11歳です。お兄様も2年前に領内に戻って引き継ぎの練習をしています。
そして私の新たな能力が見つかりました。
な、な、何と、動物?魔物?に仲良くしてもらえて言うことを聞かせられるのです。
あと、森に来てるのが両家にバレ。セディーと婚約しました。パチパチパチ!
私とセディー自体も楽ですし知らない奴じゃないのだ満足です。
心なしかセディーも嬉しそうでしたし。
私も嬉しいのです。
お兄様は悲しそうでしたけど。
あ、でもお父様は私がどうやってこんなに遠くに行けたのか不思議がってした。
「そういえばセディー。王都の学園に行くのです?」
12歳から18歳までいられる王都の学園です。お兄様も言ってた所なのです。
「行くよ。そろそろここも飽きてきたし。王都で面白いこと起こる気がする。ラフィーは?」
「私も行きますよー、もっと色々みたいですし。貴族の裏の情報とかご馳走じゃないですか!ネタに尽きない無限の宝箱!」
「何それずるい。面白い事わかったら一番に教えてよね。面白い事はラフィーと僕とで共有だよ。」
いつも共有してるですよ。
共有しない日なんてなかったじゃないですか。
「当たり前だよ。ラフィーは僕ので僕はラフィーのだからね。」
あら素敵。私もセディーも互いに貰っているのですね。セディーが貰えて私も貰えるこれぞ一石二鳥!
「あ、そうだ!セディー、学園ってペットありですよね?ペット探しましょう!!ペット!」
「そうだね。僕の身を守れるやつにする。ここの森じゃ強い奴はあまりいないからグルベール領北の魔の森へ行く。あそこ本当に入っちゃダメだけど、死んだらその時はその時で。運だ。」
私の運は絶好調なので問題ないですね!
行きませう!
やって来ました!グルベール領北の魔の森!
ベリベルスト領北の森より一層暗いです。
ふむ、危険の香りがプンプンしますね。
「何やってるの?行くよ。」
あ、待つのです!
「どんなのがいいのです?ここだと魔物系になるですよね?クマ?トラ?」
「そうだね。クマやトラより毒を持つ者がいい。
僕はまだ毒耐性を持ててない。毒には注意がとても必要。」
毒耐性、毒耐性。蛇ですかね?
「なるほど。」
一人で納得してると首を傾げてこっちを見られた。
まぁ、いいのです。やってみるです。
妖力を口に集め超音波を出す。
動物にしか聞こえないので更に首を傾げられた。
「――――シャッー」
お、蛇の声が帰ってきました。わらわらと集まってきます。
「今のって動物集めるやつ?凄い、蛇いっぱい。」
「はいなのです。さぁ選ぶですよ。」
集まってきたのは、グリーンスネーク、ポイズンスネーク、ガラススネーク、サンドスネーク、ウォータースネーク……etc。
全員綺麗に並んでますね。
「一番毒に強い奴。あと戦えたら尚良い。」
「わがままですねぇ。テールポイズンスネークはこの中で一番毒に強いし何より毒食べるの好きですよ。それに全身が鎧ぽく刃はあまり通さなし、尻尾と毒で攻撃してくれるです。あ、持ってる毒は1分程度で人が死にますね。」
一番大きい、私の身長より大きいテールポイズンスネークは全身が灰色で目が赤い可愛い子です。
「大きいし毒が凄いから許可いる。小さいのにしないと。」
「大丈夫です!見た目と大きさは魔物だから変えられるらしいのです。テールポイズンスネークが伝えてます!」
確認のためテールポイズンスネークに目を向けると頷いてポケットに入るくらい小さく灰色から白に変わった。
「これで、ポケットに入れてけるです!魔物だから体調管理とかいらないし何でも食べるので手間もかからないです。暗殺者でも食べてくれるですよ!テールポイズンスネークはセディーの事よろしくですよ。」
任せて!というように何度も頷くテールポイズンスネークを手に乗せてセディーの手に移動させる。
「僕のペット。テールポイズンスネーク……、君名前ニョロね。よろしく。」
ニョロ。可愛いですけどネーミングセンスは皆無ですの。
まぁ、ニョロが気にいってセディーに頬ずりしてるから良いですけど。
「私も蛇をペットにするです。そーですね。綺麗だからストーンスネークにするです。あなたの名前はメスですのでルルーにするです。」
こちらも大きいですが小さくなってくれます。
ストーンスネークは毒はないけど毒耐性を持ち目はルビー、全身はダイヤで出来ているとても珍しいベビです。武器は強靭なあごと硬い体です。手を出せば最後鋭い尻尾で串刺しにされます。
「お互いいいペットが出来たです。よかった、よかった。せっかくですのでもう少し奥行くですよ。」
今だにニョロと戯れてるセディーの手を引いて奥へ行く。
色々な魔物とすれ違うがこっちを見るだけで危害を加えようとしないので安心です。
お、あんな所に開けた場所があるです。
行ってみましょう。