23の目
「シャルロットと婚約破棄してお前との婚約を考えていたがなしとする!シャルロット!お前との婚約破棄もなしだ!」
「いいえ、私は婚約破棄の件認めます。こんな辱めを受けて婚約者であり続けるのは私には無理です。どうかシェーラさんとお幸せになって下さいませ。」
私が逆断罪している間に涙は止まったのかちゃんと前を向いてはっきりと言っています。
それに対しドレーユ様が何か反論しようとした時王様の使いと言うものが来て急遽この断罪事件は幕を閉じた。
当然、シャルロット先輩とドレーユ様の結婚は無しになりました。
それでも一度は婚約者がいたシャルロット先輩は傷物として当分婚約者は出来ないだろうと言われてました。
そんな事は心優しいシャルロット先輩には可愛そうだと思った私は年が離れているお兄様を紹介。
上手く行ったそうでめでたく婚約者となりました。
それに従い基礎は出来てるので学校は卒業。
来年には結婚するそうです!
あのピンク女はと言うと偽の情報で騙したことと爵位が上の方を辱めたこと、あとから調べて分かったの事ですがあの毒を入れたのもシャーラだという事が分かり毒殺の容疑で死刑になるそうです。
その父親の男爵も爵位を失う事になるとのこと。
ドレーユ王子様はもう一度経験を積み直すために他国へ留学になるそうです。
それが今謁見の間にて事後報告として私とセディーが言われた事でした。
一時期シェーラのせいで気を病んでいたセディーも私と一緒に呼ばれました。
「以上の事が今回の事である。ラフィーナ=ベリベルスト!今回の件ご苦労であった。シャルロットの事にしても傷物として社交の場に出れなくなる事もなくなったのはそなたのおかけだ!セディール=グルベールも大変だったであろう。何か二人には褒美をやりたい。何が良いか希望はあるか?」
希望……。
特にないけどあえて言うのならセディーと静かに暮らせる所かな?
セディーにも聞いたところ大体同じだったので二人の案をまとめて、王様に言う。
「私達は領地がほしいです。グルベールにも近く、ベリベルストにも近い。まだ開かれていない東の地がほしいです!」
2つの領地が隣接する東の領土は魔の森と同じ位危険な場所。今まで手を出さなかったが褒美として欲しいと言う二人にその領地を与えせっかく領地をもらうならとセディーが子爵の地位を貰った。
私は今13歳なので後2年で結婚できます。
この国では15歳が成人とされているので結婚するまで爵位はお預け。もう一度爵位を賜る時に新しい苗字と共にくれるとの事です。
その2年で王様の方から東の地を過ごせるまでにはしといてくれるそうです。
人とかを集めるのは私達の仕事です!
これによりこの事件は全て幕を閉じたのでした。




