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2の目


大体1日に1から2話のペースで載せたいと思います。他の小説の方も書いていくので遅くなるかもしれませんご了承ください。



さぁ、今日のイタズラはお兄様をお休みさせるのです!そして私に街を案内してもらうのです!


お兄様はベリベルスト伯爵家を継ぐために現在も沢山の勉強をしております。

今は学園の長期休みで帰ってきていて休む時間のはずですのに最近はこの時間も頑張っています。


それはもう家族が心配になるくらいに。


そこで、私は考えました!

イタズラして休ませてやるんだと!

ですので早速取り掛かろうと思っています。


今回の協力者はお父様と執事のラルさんです!


まずはお兄様の部屋へこっそりと入りますドアはラルさんが開けてくれる。

しめしめ、お兄様は資料に夢中で気づいていませんね。


そしてこっそりと近づいていく。

皆さんしーですよ!しー!

お、これが次読む資料ですね。

よしっ!Get!早く出ていかなければ。


「……ラフィーナ、その資料をどうするんだい?」


あ、バレました。

逃げるが勝ち!


「ラフィーナ!今すぐ返して下さい!あ、逃げるんじゃありません!転びますよ!」


転ぶ心配……。

まぁ、でも作戦は成功です。お兄様が追いかけてきます。

5歳児ですから足が遅いとお思いのそこのあなた!

九尾の力舐めんなです!


「お兄様!追いつけたらお返しいたしますわ!」


このまま今度はお父様のお部屋へ行きます。

1階の書斎で会う計画です。


「お父様!この資料と布よろしくですの!私は逃げますわ」


これでも一応大切な資料らしいのでお父様には資料とただの紙切れを交換してもらいいつも目の所にしている布を渡して窓から逃げさしていだだきます。


ーバンッ


「父上!ラフィーナはどこにいますか?!」


早々来たようです。

先に門のところに行きましょう。





お、きちんと玄関から回ってきたようです。

遠い位置にお兄様が見えます。

門を開けてもらいお兄様を挑発しながら街へ行きます。


「ラフィーナ!勝手に出るんではありません!危ないですよ!それに紙も返してください!」


何か叫んでるようですが聞きません。

今の私は耳なし芳一ですのよ。


さて結構離したのですがお兄様は魔法の詮索持ち。見つかるのも時間の問題ですので街をテキトーに歩きます。

それにしても賑やかですねこっちも気分が上がって鼻歌を歌います。


「お、嬢ちゃん。ちっこいのに歌上手だな!ほれリンゴやるよ!」


「ありがとです!」


「お嬢ちゃん一人なのかい?兄とはぐれた?大丈夫なのかい?このお菓子食べなさいな」


「ありがとです!」


「ちっこいの、キョロキョロしてこの街は初めてかい?このジュースは美味しいぞ!持ってきな!」


「ありがとです!」


何だかお兄様に見つかる前に満喫しちゃいました。

両手いっぱいもらったものです。


「あ、いました!ラフィーナ!探しましたよ。全く心配かけないでください!いくらベリベルスト領が治安が良くて勘で障害物を避けられるとしても目が見えないのだから危ないのですよ!何やらお土産も沢山あるようですし帰りますよ。」


そう言いお兄様は私を抱き上げる。

むー、お兄様はまだ気づいてないのですね。


「お兄様!もう休むです。今日は私と遊ぶです。お父様から許可は貰いましたのでこのまま街を案内するのです。ほら貰ったこれでも飲んで行くのですよ。それに資料ばっかり見て何が分かるのです?紙切ればかり見てないで自分の目で領内を見ればいいのですよ。」


ほらほら行きますよ!


「ラフィーナ……。はぁ、分かったよ。私も根を詰めすぎていたようだね。最愛の妹にも心配させてしまってたんだね。今日はゆっくりしよう。」


うむ、納得してくれたようで良かったです。

さぁ、行きますよ!











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