表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/24

19の目

私に対しても今まで何かしらの嫌がらせはあったがそれは私だけじゃなかったようで、目の前で泣いている女性もあの女の被害者のようだ。


名前はシャルロット=リーリンス。

あの俺様生徒会長つまり王子様の婚約者の方です。


家の階級は公爵。

王族の次に高い身分の家の娘で王子様と同じ17歳の先輩だ。


そんな彼女が泣いてる理由はありもしない濡れ衣によって婚約者の王子から近づくなと言われた事である。


なんで私が知ってるか?

それは私がその現場に居合わせてしまったからです。

シャルロット様はあんなピンク女よりも美しく可愛らしい方。

それを邪険に扱う王子には私も腹を立てました。


「すみません。こんな所見せてしまって。あなたは確かラフィーナ=ベリベルストさんですよね?」


「はい、ラフィーナです。先程の事はこちらこそすみません。ですが私はシャルロット先輩が先程の生徒会長が言ったような事をしているとは信じてません。私も同じようなことをやられました。あのピンクの髪の女が関わってるからです。」


あの女が関わらなければ先輩も泣かなくてすんだのに!


「いいのです。そう勘違いさせてしまう要因が私にもあったのでしょう。あの方の作法があまりにもなってなくて注意したのをそう捉えられたりしてしまったのだろうし。もう少したてば気付いてくださるかもしれませんわ。心配して下さって有難うございます。それでは、御機嫌よう。」


目元を赤くしながらも泣くのを耐えて健気にも気丈に振る舞うシャルロット先輩。


こんなに心優しい先輩を嵌めるとは許すまじ!

先輩かわやらなくても私がやります!


もちろん表沙汰にとかそんな見える所で復讐するわけでは無いです。

けれど世の中には因果応報、やられたらやり返す、目には目を歯には歯を、自業自得、と色々な都合の良い言葉があるのです。


セディーの分もそうですが多くの人を悲しませるピンク女のやり方は許せません!



覚悟しておいて下さい!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ