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16の目

2年生になり私も13歳になった。教室も担任も前と同じでピンク頭と関わらなくなって私の頭からすっかり無くなっていた頃あのピンク頭に偶然階段近くで会いました。


私はさっき突き指してしまった手を冷やすのに保健室へ行くので頭がいっぱいで構ってる余裕はありません。


すれ違った途端にニヤッとキモい笑みをくれたのでゾワってしましたね。

その後、後ろから変な悲鳴も聞こえましたがさっきの笑みが気持ち悪く保健室に行きたかった私は咄嗟にワープを使いC棟2階にあり離れてる保健室へと行きます。


「失礼しますラフィーナ=ベリベルストです。すみません突き指してしまったので湿布もらえますか?」


「はーい、こっちの紙に時間と名前と症状書いとくから湿布はそれ使っていいよー」


イケメンですが軽い先生ですね。

湿布は遠慮しないでもらいますが。


「ありがとうございます。失礼しました。」


お礼を言って教室に戻るとトリスが急いで私の所へやって来ました。


「どうしました?」


「どうしましたじゃないよ!あの女!ピンク頭の女がA棟3階の階段から落ちたのをフィーのせいだって言ってるのよ!背中を押されたとか、いろいろ喚いていたわ!見た女子生徒もいるって!でもその子取り巻きの子だから信じられないし。結局真実は何なわけ?!」


「私が押すわけないじゃないですか。今私保健室に行ってたので離れた所にいる方は押せませんわ。」


あの悲鳴は階段から落ちた時のものでしたのね。

保健室にいたのは事実ですし私が押してないのも確実ですので嘘は言ってませんわ。


「本当ね?やっぱあの女幻覚でも見てるんじゃないの?あ、その事で先生も呼んでたわよ。」


先生とか面倒くさいですね。

トリスに別れを告げ私を呼んでいたという先生のもとに行く。


トリスよりも細かい説明をしたあと実際に保健室の先生に確かめた所私が保健室にその時いた事が事実と判明。無罪放免ですわ!



その後も何かあるごとに私のせいにされましたがバルシェ先生や他の先生方自身何度も言うピンク頭を信用しなくなったらしくはぐらかされて終わってました。






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