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商業の国 ラーハン7『レイ』

「このくらいの攻撃で俺がやられると思うかぁ?んなわけねーだろっ!いけっ、ライっ!あいつを炎で焼き尽くすんだ!!」


あの竜、炎の属性か・・・・・・。あたしの魔法も治癒魔法を除いたら、大体が炎の魔法だ。竜があそこまで従順なことを思うと・・・・・・。あいつも炎の属性なんだろう。

てことは、あたしの魔法じゃ大したダメージが与えられない。光と闇ノ双剣で戦うしかないな・・・・・・。


「水ヨ、我ヲ守リシ盾トナレ!アリーナ・レイトッ!〈水よ、凍れっ!〉」


ルカの放ったシールドがライという竜の炎から守ってくれる。・・・・・・。って言ってもあたしはそんなにダメージ受けないんだけど・・・・・・。


あたしも行くか・・・・・・。


「はぁぁぁぁあっ!」


あいつに一気に切りかかる。あいつもとっさに自分の剣で受け止める。

キィィィィンという金属音とともに、互いの剣がぶつかった。


こいつ・・・・・・。魔力が人間離れしてる。普通の人間が持つ剣が、あたしの持つ光ノ剣に耐えられるはずがない。まさか、こいつも・・・・・・。あたしやルカと同じように人間以外の種族の血を引いているんじゃ・・・・・・?


考えている暇はない。あたしは左手に持った闇ノ剣で、あいつのがら空きの腹に切りかかっていった。


うぅっ!頬に鮮血が飛び散った。


「こんな怪我など、かすり傷に等しい。」


そうあいつが呟くと、腹にできた傷がすぅっと消えていった。

治癒魔法・・・・・・。


仕方ない・・・・・・。


「光ヨ、我ガ敵ヲ切リ裂キシ刃トナレッ!」


その途端、あたしの右手にある光ノ剣から一筋の光がほとばしった。

光が刃となってあいつの肩を切り裂く。


「闇ヨ、我ガ敵ノ魔力ヲ吸イ取レッ!」


あいつの傷口から真紅の炎の魔力のオーラが一気にあたしの体に流れ込んでくるのが分かる。

今なら・・・・・・。


「ルカっ!」


「あぁ、よけてろっ!水ヨ、我ガ敵ヲ貫キシ刃トナレッ!」


水ノ剣から放たれた水が、すごい勢いであいつに向かっていく。


「レーシード・メイルッ!〈炎よ、盾となれ!〉」


あいつも自ら炎の盾を作り出して、必死の抵抗を試みるが・・・・・・。


魔族の血を引くルカの魔力は、元々の才能もあって他の人とは比べ物にならない。

あいつの盾をいとも簡単に突き破った。


「ぐぁぁぁあっ!」


あいつの腹に大きな穴が開く。竜は、主人の命令がなく、ただその場に突っ立っている。竜はこちらから仕掛けない限り、決して向かってはこない。だからあたしとルカはあの男ばかりを攻撃していたんだ。


あとは、この竜を封印してやるだけだ・・・・・・。

ずっと書きたかった戦闘シーンです^^

次回、レイがラーハンに着く前に聞いた声の正体が分かるかも・・・・・・、ですw

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