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女神(アイドル)たち舞い歌いて、邪を祓う  作者: 暇崎ルア
第1章 流るる水、歌声とともに

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高天原と因幡 車中での会話

第1章、19話。

アイドルプロデューサーとマネージャーのちょっとした会話。

「お疲れ~、因幡くん」

「お疲れ様です」

「運転代わろうか?」

「いえ、結構です」

「交代してほしかったらいつでも言ってね。いやー、それにしても流奈さんがあそこまでやっちゃうとは思わなんだ」

「同感です、握手会前から何か隠してるように見えたので気になってはいたのですが」

「爆弾級のものを隠してたね」

「……はあ。私の代わりに茜に聞き出してもらって正解でした」

「ね~、茜のファインプレーだったよね。ちょっとは自分を大切にしなよ、って今度お説教しなきゃ——で、また話変わるんだけどさあ」

「はい」

「このサプリ、どう思った?」


「……正直に言っていいですか?」

「どうぞどうぞ、遠慮なく」

「7割方、呪物でしょうね。パックに入っているだけでも、嫌な雰囲気がプンプンしています」

「お~、やっぱりか。まあ、俺たちみたいなやつなら見ただけで普通じゃないってわかるもんなあ」

「これを製造元がサプリメントとして売っているなら、消費者の健康被害を招こうとしているようなものでしょうね」

「言うね~。ちょっと前にさ、ベンチャー系の健康食品会社からばんかみにイメージマスコットをしてほしいっていうオファー来たじゃん?」

「B&Hコーポレーションのことでしょうか?」

「そうそう、そこ。あれ、結局どうしたんだっけ?」

「高天原さんにもお伝えさせていただいたかと思いますが、オファーはお断りしています」

「因幡くんがそう判断したのはどうして?」

「依頼のものとは別の製品となりますが、健康被害の報告が寄せられた商品を製造販売していたメーカーだったためです。主成分にハーブを使用し、下がった視力を回復させる効果があると謳っていましたが、服用するとめまいや吐き気がするようになったとの消費者からの訴えがあったためだそうです」

「で、B&H側は即製造販売中止したと」

「そうです。製造元に疑いの目を向けているようではありますが、万が一のことを鑑みての判断とさせていただきました」

「いいや、因幡くんの判断は間違ってないと思うよ。商品イメージがうちの女神たちのイメージと直結されても困るし、提携する企業に関してはこれからもよく調べた方がいいよね」

「……それで、貴方が今持っているサプリも?」

「今ちらっと調べたんだけど、どうも同じところなんだよね~。Cクリーンっていう、炭を主成分にしてるサプリらしいんだけどさ。だからこんなに黒いみたい」

「それも何か裏があると」

「そこは調べてみないとわかんないけどね——そもそも炭って食べて大丈夫なの? 消臭剤とかに使われてるイメージしかないんだけど」

「消臭剤に使われているものは有害物質なども入っていて食べられないかと思いますが、炭を使用したクッキーなどは見たことがあるので大丈夫かと」

「へ~、世界にはいろんな食材があるなあ。40年以上生きてるけど、俺もまだまだ無知だね」

「……Cクリーンですね、後ほど調べます」

「うん、よろしく。俺の方でも色々と調べてみるよ。頼れる友がいるからさ」

「お願いします」


「……ところで」

「うん?」

「流奈の霊感はどれだけ強いのでしょうか?」

「そうだなあ。オレ自身も結構霊感強いと思ってるけど、流奈はオレ以上だと思うよ」

「なるほど、高天原さんの完全な主観ですね」

「こういうのは全人類が持ってるわけじゃないし、説明が難しいんだよ。でも、因幡くんも何か感じてたってことなんだろ? 流奈に見せてないだけで、お札いっぱい持ってきてるし」

「……そうですね。今日のライブと握手会を終えたときの流奈には、三河島さんの部屋で彼女も言っていた黒いもやと唇が見えましたので、つい即席で護身用のものを作ってしまいました」

「あんまり言い過ぎると可哀そうだけど、やっぱり宮司の弟だな。俺も同じもの見てたよ。あと、車から三河島さんの部屋の入口見てたけどいたよね、黒いの」

「いましたね」

「遠くからでも見えたんだから相当やばいやつだよ、どれだけ連れてたんだか……と考えると、あれを祓っちゃう流奈は相当強いんじゃないの?」

「確かにそうかもしれませんね。危なくはありましたが、完全に憑りこまれることなく終わっていましたし」

「うんうん、もし失敗しても因幡くんっていう最強の後ろ盾がいるし安心だよね」

「余計なことは言わずとも結構です」

「え~、本当のこと言ったのに……」

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