5月30日 男性Ⅷ
私は、新しいバイトをどうするか悩んでいた。今行っているバイトは続けるがそれ以外にもやれる余裕は出てきた。でも、古谷の言いなりにバイトをするのがいいかは疑問だった。もし、変なバイトだったらどうしよう?いつもはそんなことを思わない私だったが、古谷のスター性に少し違和感を感じていた。これを話したら、守はどういう風に思うのだろうか?
ー5月23日ー
古谷「少しは会社に興味もてた?」
私 「そうですね。思ったより、会社って続かないんですね」
古谷「そうなんだよね」
会社の存続率が低いのに、どうして会社を作ろうと思うのだろうか?
私 「古谷さんは、そんな中会社作ったんですか?」
古谷「そうだよ。でも、俺の場合は高校の時から作ってたからね」
そうなんだ。高校の時からしてるの凄いな。
私 「会社作るのって簡単ですか?」
古谷「最初は、楽しいけど徐々に楽しくなるかもね」
私 「そうなんだ」
まだ大学生になったばかりの私には、全然わからなかった。
古谷「会社に興味あるの?」
私 「興味あります。でも、全然よくわかんなくて」
古谷「そうなんだ。もしよかったら、ウチでバイトしてみる?」
私 「バイトですか?」
どんなバイトなんだろうか?少し興味をそそられた。
古谷「うん。ウチまだ社員7.8人くらいしかないからよかったら入ってみてよ」
私 「どんなことするんですか?」
古谷「そうだなぁ。勤務時間にもよるけど、事務的なこと手伝ってもらうことになるかな。パソコンとか得意?」
私 「まぁ、それなりにはできますよ」
事務的なことかぁ。私にはあまり合わない気がしていた。昔から、細かいことはあまり得意じゃないし。
古谷「よかったら、連絡してよ」
私 「わかりました」
ちらっと時計をみた古谷は何かを思ったようだ。時刻は、20時を過ぎようとしていた。
古谷「後で、山城とかに言っとくから興味あったら、いつでも雇うから」
私 「ありがとうございます」
古谷「今から、ジョンズと打ち合わせあるから行くよ」
私 「ジョンズってあの?」
古谷「そうそう」
ジョンズというアパレル会社があった。
私 「あそこの人と打ち合わせなんですか?」
古谷「ああ。ちゃんと商談しないとね」
商談?あんまり言葉の意味がわかっていなかった。おそらく、話すことなのだろうというくらしいかわからない。




