5月4日 旅7
私の旅は、友梨の家から帆夏かの自宅付近まできていた。帆夏のススメの洋食屋さんに来ていた。この後は、帆夏が自宅に泊らせてくれるため、今日もタダで宿泊できた。
私 「久しぶりだね」
友梨「ほんとだよ」
昔は、よく集まっていた。みんなでいろんな話をしていたのを覚えていた。
帆夏「いつ以来だっけな?」
私 「もう、高校行ってから会えてないんじゃない?」
友梨「でも、誕生日と年明けはいつも連絡くれるじゃない」
友梨の言う通り。帆夏は、丁寧に連絡をくれる。まったく会えていない私の誕生日も覚えて、とても大事にしてくれたのが伝わっていた。
帆夏「それは、二人は大切だからね」
私 「うー、うれしい」
帆夏に抱きついた。いい匂いが私の鼻を通っていく。
友梨「GWは、何してたの?」
帆夏「昨日までは、ずっとサークルしてたの」
サークルかぁ。大学生活も満喫していそうだ。
私 「なんのサークル入ってるの?」
帆夏「今は、ダンスサークルだよ」
私 「たしかに、昔からダンス好きだったもんね」
昔から音楽が流れると、ノリノリで踊る帆夏は、とても可愛らしかった。
帆夏「高校は、ダンスサークルなかったからできなかったけど。大学はあって、入りたくなったんだよね」
帆夏は、海美高校出身。進学コースということもあり、とてもよく勉強ができていた。
私 「そうだったんだ」
友梨「でも、中学校の頃、懐かしいね」
帆夏「ホントだね」
私 「よく話したよね」
昨日も話したけど、私たちはよく懐かしかった。
友梨「帆夏は、BIG3知ってる?」
帆夏「知ってる、知ってる」
私 「知ってるの?」
やっぱり知ってるんだ。
友梨「有名だよね?」
帆夏「うん。私たちも知ってる人多いと思うよ」
私 「そうなんだ」
やっぱり客観的な視点を聞くことは大事だと改めて気づかされた。
友梨「だから、言ったでしょ颯希」
私 「うーん。そうだね」
納得はしなかった。
帆夏「まもる、元気にしてる?」
私 「えっ?」
爆弾発言された。
友梨「何、まもるって?」
帆夏「えっ、友梨知らないの?」
私 「ちょっとー」
これ以上、言わさないようにした。
帆夏「ハハハハ」
手を叩きながら爆笑していた。




