独り そして…
2人は黙ってただそばにいてくれた。
あの後と言うか、私を襲うように言った子はどうなったか気になったが、多分2人はなんとかしてくれて話はしてくれないだろうと思った。私が怯えないように。
静かな部屋の中、掛け時計の音だけが聞こえる。
いつまでもこのままじゃいけないと私から話しかけた。
「もう大丈夫です。だからお2人は帰っても良いですよ?」
「そっかぁ?本当に大丈夫?なんか心配だなぁ〜。そう思わない?洸。」
「ああ、心配だ。だけど年頃の女性の部屋に僕らがいるのもマズイだろう。とりあえず家の周りを見て回って帰るよ。戸締りは気をつけて。」
「はい。ありがとうございます。」
2人は帰って行った。
きっと見回りもしてくれてると思う。
優しいな。
その日は久しぶりにぐっすりと眠ることができた。
翌日になってようやく私にちょっかいを出していた人たちのことが頭の隅に引っかかったので、聞いてみる事にしたのだが、2人はそのことは何も教えてはくれなかった。
だけど、他の人達が噂してた。
どうやら2人は停学になったようだ。そんなおおごとになっているのを知ってビックリしたが、洸さんも、賢治さんもあえて何も喋らなかったと言う事は、私に負担をかけさせないようにと言う優しさからだろう…。
私も2人に何か恩返しができればいいなと思って、実はコッソリとハンカチに小さな刺繍を縫っていた。
頑張って作っていたら深夜までかかってしまい、朝少し寝坊をしてしまった。あっちゃー。やっちゃったか?!
でも頑張った分いいものができたと思う。
ただ年頃の男性にこんなもの送っても果たして受け取ってもらえるのか?
そんな外考えずに作ったから、心配です。
つっかえされたらへこんじゃいそう…。
早速渡そうと思って彼らを探すが、何処を探してもいなかった。
何かあったのかなぁ?まさか…ね。
そっとカバンにしまって教室に向かった。
1限目のは世界史だ。
実を言うとちょっぴり苦手。
横並びの名前は覚えにくくて……。
それでも授業の時間になっても彼らの姿は学校では見なかった。学年が違うからか?
でも授業はしっかりと受けた。
授業が全て終わり、帰宅する為門まで行くも皆帰宅するた為に足早に門を出て行った。
私もそう。
話し相手がいないから…ね。
自宅に帰り、ベットにダイブ!
疲れていた為そのまま寝てしまっていた。
1人暮らしだから当然何も作ってない。
眠い目を擦りながら食事の支度を始める。
今の時間は夜の9時。もう遅い時間だが仕方がない。
簡単なもので済ませ、入浴し、スッキリしたところで今日の勉強だ。
1時間みっちりと勉強して寝ることにした。
ふと携帯をみたが、メールも留守録もなかった。
1人だと言うことが改めて思い知らされる。




