止まった世界(とき)の中で
島に着いた途端、龍儀達は止まってしまった。
すると、森の奥から一人の男が現れた。
「まさか、クラーケンが殺られるとはねぇ。また、作らないといけないんじゃないか。」
男は止まっている龍儀達を見ながら歩いていた。
「まぁ、俺の恩恵[時停]の前じゃあ一時間の間、誰も動けないし、誰も俺には勝てない。」
そう言って男はキラリネ達を見た。
「いい女がいっぱいいるじゃあねぇか。とりあえず、男は皆殺し、女は全員俺の奴隷にするか。」
俺が下品な笑いをした瞬間、上から男に切りかかる少年がいた。グレンだった。
男はとっさに避けるが服が切れてしまった。
「てめえ、なんで動ける!?」
「知りません。」
「な!あぁ、そういう恩恵かよ。くそったれ、邪魔しやがって。」
俺は剣を構えグレンに向けた。
「てめえのようなガキがこの俺、レイグラ様に勝てるわけがねぇだろ!」
「やってみないとわからないですよ!」
「減らず口を!」
レイグラはそのままグレンに突進してきた。グレンも走ってレイグラに切りかかり戦いが始まった。
レイグラは剣で攻撃しながら、土魔法で作った槍を放った。グレンはそれを避けつつ、レイグラに近づいた。レイグラは剣で受け流してグレンを蹴り飛ばした。
グレンも負けじと、剣を構え直しレイグラに攻撃した。お互いの剣の腕は互角のようで互いに決め手がないまま切り合っていた。レイグラは距離をとった後、地面から土の槍を生やし、グレンの剣を吹っ飛ばした。
「これで剣は使えまい。」
レイグラは笑いながらグレンに詰め寄って来た。グレンは向かって来たレイグラに前蹴りをくらわした。
レイグラは剣を飛ばされ、驚嘆していた。グレンはそのまま空手の構えをとりレイグラに向かって走りだした。
「何なんだ、てめえ。いきなり、喧嘩か!?」
レイグラは再び地面から土の槍を生やして攻撃するがグレンは避けた。レイグラは連続で土魔法で攻撃するもグレンは全ての攻撃を避けレイグラに飛び蹴りをした。
グレンはそのままレイグラに追撃しようと距離を詰めにいった。
「くそ!雑魚の分際で俺に勝てると思っているのが間違いなんだよ!」
吹っ飛ばされたレイグラは叫ぶと隠し持っていた拳銃をグレンに撃った。弾はグレンの腹に命中し、グレンはその場に膝を着いた。
「残念だったな!やっぱり最後に勝つのは俺なんだよ。無駄な時間を過ごした。まぁ、とりあえず邪魔なお前から死ね。」
レイグラはグレンに向けて発砲した。
「お前の負けだ、雑魚。」
「いや。お前の勝ちだ、グレン。」
その時、グレンの前に龍儀達が現れた。リチェリアが弾を弾き、龍儀はグレンの傷を治した。
「バカな!なんで動いている!?」
(ま、まさか、あの雑魚と一時間も戦ってたのか、俺が。まずい。また発動させるには一時間以上空けないと使えねぇ。)
「よくやった、グレン。後は私達に任せて。」
レイグラは龍儀達に土魔法で攻撃するが全てリチェリア達に防がれた。そして、龍儀は拳銃でレイグラの顔を撃ち抜いた。
現在のグレンのステータス
《グレン・バーンスレイン Lv100》
HP 7570/7570 MP 430/430
AT 1720 DF 810 SP 720
アビリティ[適応]
あらゆる環境のもとで活動出来る体になる




