天空大決戦 リチェリアvsギルガザムネ
中央海賊船の上空
そこでは、リチェリアとギルガザムネが激しい闘いを繰り広げけいた。
しかし、リチェリアは両足に風を纏い操って飛んでいるため自前の翼で縦横無尽に飛ぶギルガザムネより速度や精密性は劣っていた。それでも、長年の経験と多彩な魔法攻撃でギルガザムネと互角に闘えていた。
「やはりレベル999は伊達じゃない。」
「当たり前。300年以上生きてるんだから。」
「ほぅ、俺より長生きだなぁ。そういえば、名前は聞いてなかったな。名前は?」
「・・・リチェリア。」
「OK、リチェリア。もっと楽しもう。」
軽口たたいても尚、速度を落とすことなく飛びながら襲ってくるギルガザムネに少しずつ圧されてしまう。
すると、リチェリアはゆっくり目を閉じた。ギルガザムネは用心して距離をとり、プラズマブレスを放った。リチェリアはその時を待っていたかのように剣に雷を纏いプラズマブレスを真っ二つに切り裂いた。
(止まっている。今ね。)
リチェリアは驚いているギルガザムネの隙をついて一気に迫った。
「まさか、プラズマブレスを真っ二つにするとは。」
「もう、同じ技は通用しない!」
「じゃあ、違う技で対応しよう。」
そう言ってギルガザムネの右手の爪が伸び、リチェリアを斬った。リチェリアに傷はないが両手の爪を伸ばしたギルガザムネに驚きを隠せずにいた。
「驚いたか?これがまだ、お前に見せていない技の一つ、《五爪龍刀 カサムネ》だ。」
ギルガザムネは爪からストームカッターを連続で放った。リチェリアは必死に避けたり、防いだりするがあまりの数に近づくことが出来なかった。
すると、リチェリアは避けることも防ぐこともせず、ギルガザムネに突撃し始めた。
(痛いけど、これぐらいの攻撃なら近づける。)
リチェリアがギルガザムネをとらえた瞬間、ギルガザムネは指をまっすぐにして光の剣を作り出し、リチェリアの剣を破壊した。
「!」
「こいつが俺の切り札、《光腕龍剣 スメラギ》。」
リチェリアはとっさに距離をとり光の剣を作り構えたが、構えた瞬間にギルガザムネの剣が伸び、リチェリアの光の剣を破壊した。
驚くリチェリア、何回も光の剣を作るが、構えた瞬間に悉く破壊されていった。リチェリアは魔法で攻撃するが全てスメラギに防がれた。ギルガザムネはその場から動かず、スメラギを伸ばしたり、光の刃を放ったりしてリチェリアを追い詰めていく。また、スメラギの攻撃の間に火炎弾や雷、さらにプラズマブレスやメテオブレスを放ってくる。その被害は下にいる遊撃船にも及んだ。
すると、いきなりギルガザムネは攻撃を止めた。リチェリアが警戒するとギルガザムネはリチェリアにある提案をした。
「なぁ、リチェリア。俺達のところに来ないか?」
「え?」
「300年以上生きていると知っている奴がいないだろ。俺ならまだ長生きできるしどうだ?もちろん、仲間も大歓迎すると思うぜ。」
「・・・そう。でも、ごめんね。もう、心に決めた龍儀はいるの。」
リチェリアはある一時を思い出していた。
ルドザニア王国の森の中
「そういえば、龍儀って変わった戦い方をするわよね。」
「変わった戦い方?」
「そう。こうやって、こう!」
「あぁ、居合い抜きか。」
「居合い抜き?」
「普通は剣を抜いて構えてから攻撃するだろ。お前やグレンもそうだったしな。でも、居合い抜きは剣を抜くと同時に攻撃する。これである程度、攻撃までの時間を短縮できる。」
そう言って龍儀は偶然落ちてきた葉っぱを真っ二つに切った。
「へぇ、なるほど。それ、やってみたい。教えて。」
「あぁ、いいぞ。」
(龍儀にまたお礼を言わなきゃ。)
リチェリアは目を閉じゆっくりと居合い抜きの構えをとった。ギルガザムネは警戒したが今までリチェリアの攻撃を全て防いだ自信からか真っ向から受けることにした。
「次で終わらせようぜ、リチェリア。」
「そうね。」
沈黙が続く中、リチェリアは翔るようにギルガザムネに向かって走った。ギルガザムネは少し笑い、プラズマブレスを放ったが紙一重で避け、ギルガザムネの目の前まで接近した。そして、
「龍儀流居合い、《極龍一閃》!」
(な、剣をここで作るのか!)
剣の破壊に集中し過ぎたギルガザムネは反応が遅れ、スメラギごと胸を真一文字に斬られた。
そのまま落ちていくギルガザムネ。
空を見上げ安堵するリチェリア。
こうして、天空の闘いはリチェリアの勝利に終わった。
ギルガザムネのステータス
《ギルガザムネ・クルスメラギ Lv257》
HP 45000/45000 MP 1996/1996
AT 3000 DF 2080 SP 2000
アビリティ[魔攻]
攻撃魔法の消費MPが半分になる




