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【完結】転生極道は異世界でも家族をつくりたい  作者: 鎌宮 和明
第3章《家族》 別世界との遭遇編
207/423

力を合わせて

「行くぞ!」

龍儀叫ぶと全員が攻撃に転じた。怪獣は太い尻尾を振り回し凪払おうとする。リチェリアとエレキナが空中を舞いながら上から怪獣の背中や頭部を攻撃する。下からは他のメンバーが剣や魔法で足元を崩すように攻撃する。

しかし、怪獣は足をバタバタさせ龍儀達を払うと体から骸骨を出現させた。

「あの中にまだいるのか。」

龍儀が骸骨を払おうとするとグレンとエウリアが骸骨を吹き飛ばした。

「龍儀さん、こいつら僕達に任してください!」

「あぁ、任せた。」

龍儀は骸骨をグレン達を任せると怪獣の足を駆け上がり首に傷をつけた。そこに、ルリカとカリスティが魔法を命中させ首を抉った。それでも怪獣は倒れず、暴れ回る。

「まだ火力が足りないか。」

龍儀がどうするか考えていると歌が聞こえてきた。その歌を聞くとみるみるうちに力が湧いてくのを感じた。龍儀が歌が聞こえてきた方向を見るとセレナが干渉歌(シグナル)を歌っていた。

(私は戦うなんて出来ませんけど、皆さんのサポートなら。)

セレナはテレパシーで龍儀達に自分の思いを伝える。セレナが今使っている干渉歌(シグナル)は《漲歌(マーチ)》。本来は聞いた者のステータスを上昇させるものだがどうやらヴィザル達にも効果があるようでさっきよりも生き生きとしていた。

「いい歌じゃないか。」

「はい。キレイな歌ですね。」

ケンとヴィザルがセレナの歌を聞いて褒め称える。すると、怪獣がセレナに向けて石化ガスを放射した。セレナは動けず目を瞑るとヘルマがセレナの前で地面をおもいっきり踏み地面を壁のようにして石化ガスからセレナを守った。しかし、壁の前にいたヘルマは石化ガスをまともにくらい石像になってしまった。

「ヘルマ!」

サリアが叫びヘルマに駆け寄ろうとすると今度はサリアに狙いを定めて石化ガスを放射した。サリアは炎魔法で壁を作るが目から放つ怪光線で炎が吹き飛びガスがサリアに近付く。すると、今度はローレライが水の壁を作りつつサリアをその場から遠ざけることでサリアを守ったが次はローレライが石像になってしまった。

「ローレライ!」

龍儀はローレライの名を叫ぶが攻撃を止めず怪獣の体中に傷を入れる。そこに上からリチェリアとエレキナが攻撃する。

その時、切られた傷から石化ガスが溢れ出しガスに包まれたエレキナが石像になってしまった。

「おいおい、口からだけじゃなく全身からあれが出るのか。ますます、厄介だな。」

ケンは怪獣から距離をとり魔法で牽制する。すると、今度は火炎で攻撃を始めた。ケンは火炎を避けながら攻撃を続ける。怪獣は火炎が無駄だと感じたのか再び石化ガスで攻撃した。しかも、骸骨と交戦しているグレン達を骸骨ごとガスで包み込みグレンとエウリアを石像に変えてしまった。

「グレン!」

「エウリアさん!」

龍儀がグレンに目を向けていると怪獣は岩石を操って龍儀に飛ばした。

「リューギ、危ない!」

そこにライカがやってきて龍儀を飛ばした。龍儀はなんとか無事だったものの岩石がライカに直撃しライカは頭から程度血を流して倒れた。

「ライカ!」

(まずい。次々と仲間がやられていく。このままだと・・・)

次々と戦闘不能になっていく仲間を見て焦り始めた龍儀。すると、そこにリチェリアがやってきて龍儀の肩を掴んだ。

「落ち着いて!まだ助かるかもしれない!まだ諦めないで!」

「!・・・悪い、ネガティブになってた。サンキュー、リチェ。」

「良かった。」

龍儀は自分の顔を叩くと怪獣を再び睨んだ。向こうでは龍儀が自信を取り戻している間にカリスティとクロアが怪獣にやられたらしくヴィザルが龍儀の近くにきた。

「龍儀さん、僕達はこれから最後の攻撃に出ます。完全なギャンブルになりますが大丈夫ですか?」

「問題ない。俺達もそのつもりだ。」

ヴィザルが龍儀達にこそこそ話す。龍儀達は了解したように頷くと一気に走り出した。まず、リチェリアがケンと合わせて怪獣の足、首、尻尾を切り刻むとルリカとマキナが傷に魔法と光線を放って大まかに破壊した。

「ゴロンゴラー!」

怪獣は叫ぶと石化ガスを放射した。それを見たルリカとケンがとっさに風魔法で返すと怪獣は自分が吐いたガスで視界を防がれた。その隙にサリアが砕けたところが再生しないように炎魔法を大量に打ち込んで破壊すると空中に飛んだリチェリアが怪獣を切り裂き、マキナが怪獣に風穴を開けた。

すると、体の中に光る水晶を見つけた。

「あれだ。行くぞ、ヴィザル。」

「はい!」

二人は水晶目掛けて走り出す。怪獣の岩石飛ばしにはルリカとケンが防ぎサリアが炎魔法で作った腕の上に乗るとサリアはおもいっきり水晶の方へ飛ばした。そのまま二人は水晶に向かうが砕けた破片から現れた骸骨がヴィザルの腕を斬りつける。骸骨はマキナに破壊されたがその際、ヴィザルは剣を手放してしまう。

「ヴィザル!」

「そのまま行ってください!」

龍儀はヴィザルの諦めない目を見ると頷いて逃げようとする水晶に刀を当てた。しかし、水晶は硬い上に空中なため力が上手く入らない。すると、そこにヴィザルが破片を足場にして近付き龍儀の刀の峰におもいっきり蹴りを入れた。その瞬間、水晶に亀裂が入る。水晶はまだ逃げようとするが反対側からリチェリアとマキナが龍儀とヴィザルと同じように水晶を攻撃した。

「「「「いけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」」」」

その場にいた全員が叫ぶ。龍儀達も力を合わせて水晶を攻撃する。

そして、水晶はヒビが入ったところから砕けていった。そして、怪獣は叫びながら崩れていくのであった。

今回倒した怪獣


怪獣名 マガゴロンゴラ

別名 岩石魔王獣

全長 30m

高さ 25m

体重 4万t

特徴

龍儀達が終始“怪獣”と呼んでいた存在。口からは相手を石像に変える石化ガスと骨になるまで溶かす火炎、目からは怪光線が主な武器。その他にも骸骨をスケルトンとして操るネクロマンス、自身が作り出した遺跡を操る能力も兼ね備えている。

何の目的でこの世界に現れたのかはまだ謎である。


次で別世界との遭遇編は終了です。

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