鉄の大地
セレナのステータス
《セレナ・エギルヴァティー Lv109 》
HP 13050/13050 MP 2909/2909
AT 1330 DF 1212 SP 898
アビリティ[無し]
ミザナミから出発して数日後、龍儀達はあるクエストに向かっていた。
「この先で合っているのか?」
「あぁ、この先にいきなり謎の遺跡が出現したらしい。」
蛇谷、月影と別れた龍儀達はクエストの内容を再確認した。
“数日前に突然出現した謎の遺跡(アースランドと命名)の調査をせよ。クエストランクA”
「難易度Aって凄い難しいクエストだよね?」
「そうだな。」
龍儀一行が会話しながら歩いているとその遺跡が見えてきた。少し高い山の中腹に石造りの門が顔を出していた。
「あそこだな。行くぞ。」
「は~い。」
龍儀一行はその門の前に着くと扉を押して開けた。中に入るとドーム状の大きな部屋しかなかった。その部屋を見回すと中央に筒状の台座があった。その台座に近づくと謎の水晶が置いてあった。
「これだけ?」
「そうね。他に何か仕掛けがあるわけじゃないみたい。」
ライカが台座の水晶を観察しリチェリアは部屋の周りを観察していた。
「とりあえず、戻って報告しよう。本格的な調査はそれからにしよう。ライカ、それ触るなよ。」
「分かった!」
一通り部屋を調査した龍儀達は部屋を出ようとした。その瞬間、扉がいきなり閉まり部屋が光り出した。
「え、何!?」
「何があったんですか!?」
驚いた龍儀達が周りを見るとセレナが迂闊にも台座の水晶を触ってしまったのだ。
「ご、ごめんなさい。」
涙目で謝るセレナ。龍儀はとっさに全員を一ヶ所に集めると離れないように手を繋いだ。そして、部屋の光が龍儀達を包み込んだ。
「・・・おい、大丈夫か?」
「私は大丈夫。みんないる?」
「い、いますよ。」
しばらくして光が収まり目を開けるとちゃんとみんな揃っているのを確認した。龍儀は立ち上がって周りを見るとさっきまでいた部屋とは違ってさっきの部屋より広く台座が二つあった。そして、もう1つの台座の周りに知らない人達がいた。その人達は何か言いながら一人の女性を蹴っていた。
「え・・・誰?」
ライカが急に現れた人達に疑問を持っていた。それは向こうも同じようだった。向こうは龍儀の顔を見ると円になって何かこそこそ言っている。龍儀がその人達に近づこうとした瞬間、カメラを持った少年が龍儀達を撮りまくってきた。
「!?」
いきなりのことでライカ達が戸惑っていると少年は龍儀達に名刺を渡して自己紹介を始めた。
「初めまして!僕はフィルディオって言います!気軽にフィルとお呼びください!」
「あ、ああ、よろしく。」
「ねぇ、あの人達って誰?」
「はい!あそこにいるのはクラン“アイアンガイア”の皆さんです!」
「アイアンガイア?聞いたことないな。」
(アイアンガイア、鉄の大地。それにギルドじゃなくてクラン。もしかすると・・・)
龍儀はフィルディオから得た情報で考察しているといきなり地面が光り出した。
「何!?」
「全身、掴まれ!」
龍儀はとっさに手を伸ばそうとするが間に合わず地面が消えその場にいた全身が落ちて行った。それと同時にどこからか強烈な風が吹き龍儀達はバラバラになってしまった。
「・・・ん、ここは。」
しばらくして龍儀が目を覚ますと知らない場所にいた。周りを見るとさっきいた人達の一人ではある少年がいた。その少年は龍儀の顔を見ると汗だくになって黙った。
「初めまして、俺はギルド栄龍組でマスターをしている栄龍儀だ。よろしくな。」
「あ、はい。僕はクランアイアンガイアのヴィザル・オルディダンテです。」
ヴィザルは軽く自己紹介をするとおそるおそる手を出して握手しようとした。龍儀はその手をとり握手した。
「じゃあ、仲間探しに行くか。」
「は、はい。」
龍儀はヴィザルと一緒にさっき見つけた明らかに怪しい一本道に向かって歩いて行くのだった。
↓鋼絆のリンク先
https://ncode.syosetu.com/n2076he/
「よろしく!」
「ここまででしゃばるか、蟷螂作者!」
「なんだ?」




