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第2章‐お嬢様は日本に帰る

短いです、頑張ります

「ううううぅぅぅぅ!!」


飛行機に長く乗って疲れた体をグイ―っと伸ばし私はうなり声をあげる、渡仏した以来一回も日本に帰っていないから久しぶりの飛行機で体が疲れてしまった。これから私は電車を使って実家のある港区へと移動しなければならないのか・・・移動移動で疲れたなぁ・・・


「よしっ!帰ろう!」


長旅で疲れた私は早く帰って寝ることを選択し電車に乗り込む。

途中で眠くなってしまい乗り過ごしそうになったが無事最寄りについたらタクシーを拾って実家へと到着した。

久々の実家、大きい洋館の重い扉を開けて久しぶりの挨拶をする。


「ただいま~」


ドタドタドタドタッ‼

騒がしい音を立てながら階段を駆け下りる音が聞こえる、これはおそらく母だ。

一応両親には実家に帰ることを伝えてはいたのだが一番末っ子の私が帰ってくるのがうれしくて仕方がないのだろう、その証拠に


「ゆきちゃぁぁぁぁぁぁぁん‼おがえりぃぃぃぃぃ‼」

「ちょっとお母さん、そんな泣かなくてもいいじゃないのよ」

「だってゆきちゃんぜぇんぜん帰ってきてくれないんだもの!それに何時に帰ってくるとか連絡くれないし‼」

「はぁ・・・」


私の母は年齢よりずいぶん若く見え、正直私より若いんじゃないかと思うことすらある美魔女である。

これで三人の娘を持つ母親だと思う人はまずいないんじゃなかろうか、そんな彼女がプンプンしながら泣いていると

わがままを言う子供のようだ。


「それよりもゆきちゃん長旅で疲れたでしょう?シェフのお口に合うか分からないけどご飯用意しておいたわよ‼食べるでしょう?」

「そんな合う合わないなんてないわよ、母親の味が私はいちばん好きなのもちろん食べるわ」

「あら、うれしい‼じゃあ早くリビングに来て‼みんな待ってるわ」

「うん、わかった。」


ん?ちょっと待って、いまお母さん皆って言わなかった?

聞き間違いだと信じて恐る恐るリビングの扉を開けると家族全員が勢ぞろいしていた


「「「「おかえり、ゆき」」」」


「うわぁ・・・」


父と母はまだいいがまさか兄と姉までいるとは思わなかった・・・

私にとって兄と姉は私のことを溺愛しすぎていてめんどくさいうえに常に比べられるいやな存在だ。

しかも仕事を辞めて実家に戻ってきたところを迎えられるなんてこの世の終わりのようなものだ


「長旅で大変だっただろうゆき、早く席についてご飯を食べよう。向こうでの話もいっぱい聞きたいし」

「そうよ!いい男とかいっぱいいるんでしょう?お姉ちゃんはそっちが気になるなぁ~」

「おい、そんな浮ついた話もし聞いたらパパショックで会社倒産させちゃうかもしれないからやめて・・・」


あぁ、なんだかこの騒がしい感じも久しぶりでなんかもう逆に落ち着くわ・・・

そう思いながら席に着き久々の家族団欒を楽しんだ、結局なぜ辞めたのかの本当の理由は恥ずかしさと悔しさで言うことができず

向こうでの話をたくさんして誤魔化した。ついでに浮ついた話は全くない、学生時代も兄や姉のせいで彼氏もできたことないし料理が恋人だったため未だに純潔を守っている。そんな他愛のない話をしているうちに時間は過ぎて家族会はお開きに、実家は母と父と私の三人だけになった。


「あぁ~、体休まったけど疲れたぁ・・・」

「それだけみんなうれしかったのよ、あなたが帰ってきて。」

「そんなもんなのかな」

「そんなもんよ」


そうして風呂上がりの私は母と会話をしながらソファーに寝転がりだらだらとしながらテレビをみてコーヒーを飲むという一般的な生活をたのしんだ後自分の部屋のベッドで眠りについた。


---------------------------------------------

~一週間後~


「うあ~」


へんなうなり声を口を空けながら阿保みたいに出す、正直帰ってきて一週間がたち私はこの堕落した生活にそろそろ嫌気がさしてきた


「ちょっとゆきちゃんそんな廃人みたいになってないで仕事探したら?」

「わかってるよ~」


そう、わかっている。そんなことはわかってはいるのだ。しかしこの飲食業界というものは他業種と比べて働き口が多く私のフランスで積み上げてきた技術とプライドがそこら辺のお店では無理だと拒絶反応をおこしこの前は話をもらって見学しに行った2つ星のお店のスカウトを蹴ったばかりなのだ。料理人というのはそれはそれはめんどくさい生き物である程度もう自分の中で自分の料理ができてしまっている場合何故か自分の料理より上であったり自分の路線にあった料理以外は認められなくなってしまう。だからスカウトが来ても自分で探してもココというところが見つからずに今だらだらとしているのが現実なのだが・・・


「ゆきちゃんそんなに暇なら今お姉ちゃんが住んでる長野の別荘でお姉ちゃんのお仕事手伝ってきたら?あそこは空気が美味しいしちょっとしたリフレッシュになるかもよ?ほら、お姉ちゃん料理の講座もしてるんだし」

「あー、その手があったか」


そう、私の姉は現在Youtubeで主婦向けの料理動画を上げそのほかに英語やスペイン語のオンライン講座、その動画も上げる美人Youtuberとして絶賛バズっている。たしかにこれは好都合だ、お小遣い稼ぎをしつつ料理をして少し気を紛らわせよう。


prrrrrrr

ガチャ


「どうしたのぉ?私のかわいいエンジェルちゃん?」

「姉さんその言い方やめてくれないかな、私25だし引くわ普通に。」

「ごめんごめんwそれで?何か用?」

「実は・・・ということなの」

「そうだったの!全然OK!逆にお願いしたいくらいよ」

「ありがとう、姉さん。それじゃあ近いうちにまた」

「うん!待ってるね~」


そうして私は姉のいる長野の別荘へと向かうこととなった。

コロナ渦とはいえ忙しいのには変わりなく・・・

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