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買い物 2


次にやってきたのは道具屋さんだ。


「いらっしゃいませ~」


元気な店員さんだ。

折角なのでお願いしてみることにした。


「すいません、食器と調理道具、後は清掃道具にランプ、布団やシーツ等、生活に必要な物一式、予備も含めて欲しいんだけど。」


まぁ、ランプは必要ないが、客が来た時用にね。


「かしこまりました~

 ちなみに何人分必要ですか?」


「一応二人暮らしなんだけど、客が来たときも考えて4人分は欲しいかな?」


「シーツや毛布もシングル4つでしょうか?」


「シーツや毛布はセミダブルが2、キングが1つ、それの予備を3つずつかな。」


「後は、ランプは部屋ごとに1個でしょうか?」


「ん~、予備も含めて10個かな。後燃料は多めに欲しいな。」


「畏まりました。ではご用意させて頂きますね~」


そう言って店員が集めに行ってしまった。


「メイ、他に何か必要な物って有るか?」


「私達って最悪寝る場所さえ有れば良いんだし、必要になったら買うでいいんじゃないかな?」


「そうだな。」


メイと雑談をしている内に店員が戻ってきた。


「おまたせ~、さっき言ってた中にベット用のマットが無かったから追加しておいたよ~」


「あ、忘れてました。助かりました。」


「いえいえ~、で全部で銀貨65枚と、銅貨70枚何だけど、沢山買ってくれたからね、サービスして銀貨65枚で良いよ~」


「ありがとうございます。じゃあこれでお願いします。」


銀貨が足りなかったので、金貨1枚で支払った。


「まいど~、これお釣りね。」


銀貨35枚を受け取って指輪にしまった。


「結構荷物有るけど、どうする? 運び屋に依頼しようか?」


運び屋? そんな人が居るんだ、知らなかった。


「いえ、持って帰ります。」


俺はそう言って指輪にどんどんしまって行った。


「へぇ~、便利な魔道具を持って居るんだね、運び屋をやったら儲かりそうだ。」


「運び屋って儲かるんですか?」


「量を運んでこその金額だからね、この量を一気に運べるんだったらかなり儲かると思うよ~」


「そうなんですね、勉強になります。」


まぁ、お金はあまり必要じゃ無いし、別に良いか。


「また何が必要で有れば来ますね。」


「まいどありがとうございました~」


これですべての買い物が終わったので、早速家に戻るのだった。


・・・・


家に戻り、買ってきた家具を設置していく。

まぁ、指輪のお蔭で運び込む必要も無かったので楽なのは助かった。

考えてみればドアから家具もベットも入らないから、本来ならば一度バラさないと駄目だったみたいだ。


「うん、こんなものかな?」


全ての家具の設置が完了した。


「うわ~い♪」


メイがベットへとダイブしていた。


ぼふっ!


「ふかふか~♪」


メイは、ふかふかのベットに感激している。

あまりの気持ちよさそうに、俺も飛び込みたくなった。


「え~い!!」


ぼふっ!


「きゃ~♪」


俺が飛び込むと、メイが楽しそうに悲鳴を上げた。


「「あははははっ。」」


俺達は仲良く笑いあったのだった。


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