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久々の帰還


あの喧嘩の後は仲良く一緒に狩りをすることが出来、2人で仲良く魔石を食べて生活していた。


「そろそろ限界かな。」


背負子にはスケルトンソルジャーの剣が山のようになっている。


「すごいよねコレ。幾らくらいになるんだろう?」


「前に売った時は、白金貨3枚以上になったぞ?」


「それって凄い…のかな? 今一つ金額がどのくらいなのか分からないんだけど。」


「正確に言うと俺も知らんけどね。」


「何よそれ~!」


「仕方ないだろ? 買い物する必要が無いから、使う機会も無いしな。

 分かっているのは、鉄、銅、銀、金、白金の順に価値が上がっていくことと、100枚で次の貨幣の1枚ってことくらいだな。」


「ふ~ん、私のワンピース一式で幾らくらいしたの?」


「えっと、確か銀貨30枚だったかな?」


「ふむふむ、こちらの価値が良く分らないけど、鉄貨1枚で0.5円くらいなのかな? あれ? 円って何だっけ?」


「円…どこかで聞いたことが有る様な…はて?」


「ま、まぁ、細かいことは良いじゃない! さっさと売ってお金にしちゃいましょう!」


「そうだな。」


俺達は剣を売るために、街へ戻ることにした。

今は、冒険者ギルドへ続く通りを歩いている所だ。


「ん~! ここに来るのも久しぶりね~」


「そうか? さっき来たばかりじゃ無いか。」


「はぁ? 何言ってるのよ、少なく見ても数か月は経ってるわよ?」


「自分じゃ良く分らないんだよね、お互い何も変わらないから今一つ時間の感覚が良く分らないんだよね。」


「確かにそうかも、寝るだけでも1日が分かるんだけど、眠くらないからね~」


「そーいや、俺達って眠ることって出来るのか?」


「気になるんだったら、今晩宿を取って寝てみたら?」


「そうだな、たまにはお金を使ってみるのも悪く無いか。

 そうと決まればさっさとこの剣を売りに行くか!」


「はいはい。」


今回はどのくらい潜っていたのか…

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