プロローグ
高校時代の設定では無い、息抜きで書いたオニューのシナリオです。 続き書くかどうかは未定です。
━━今はもう珍しくない数あるVRMMORPGの中の一つ『BABEL』その名の通りモンスターが犇めく塔を登り頂点を目指す魔法あり、武技ありのハンティングアクションゲーム。
『BABEL』にはタイムアタックタワー、サバイバルタワー、メインタワーの3つのモードがあり、ギルドも作れて自分たちの塔を作ることも可能、自分の紋章を作成するも無料で可能、形や大きさは変えれないが武器や防具の色や装飾を付けて自分だけの装備を作ることも一部無課金で可能なかなり自由度の高いゲーム。
ギルドの皆と作った塔でもタイムアタックとサバイバルモードを他のギルドの人達も招待して楽しむことが出来て、自分たちの作った塔のデザインやトラップ、テイマーが捕獲したモンスターなどを配置して遊ぶ事も出来る。
デザイナーが手掛けた塔は本家の塔をも超えるほどのデザインもあり、動画サイトで観た和全開の桜舞う五重どころか50階層の塔は外装も内装もとても綺麗でした。
ただ、ゲームの肝でもあるメインタワーのモードだけはギルドタワーには盛り込め無くなっていて、メインタワーの50階層では一対一のPVPが出来る闘技場が設けられ、最上階の100階層には天空闘技場という、とてもコージャスな闘技場が設けられています。
PVPがしたければメインタワーに潜れと言うことなのかな?
天空闘技場では春夏秋冬に開かれるPVPの四大大会や年に一度の世界大会、そしてそれらの大会で上位に入った者達で行う王者決定戦が開催され、王者決定戦で優勝した者には武器やアイテムをオリジナル仕様にカスタムする事が出来る装飾を無料で購入出来るチケット100枚やGMが手掛けた特別な固有装飾やその時々に応じて色々なアイテムが貰えます。
また、アイテムやチケット以外にもGM自らが考えた、普通、厨ニ、ネタといった三つのグレートな称号(二つ名)のうち一つを選んで贈呈されます。 っていってもネタの称号何て貰う人はいるのでしょうか?
王者になっても最強の武器とか貰え無いのかと思う人もいるかも知れませんが、天空闘技場に立つ者達の装備はガチガチの専用装備にカスタマイズされていて、今さら強い武器や防具をもらったからといってボックス入りするだけで、違法に売買されるのが落ちなのです。
課金で購入できるものは全て売却や交換できるが大した物は無く。
『BABEL』は武器や防具をカスタマイズしてなんぼ、どんな武器や防具でもカスタム次第で最強に成れる課金ゲームなのです。
カスタマイズした武器や防具はユニーク扱いになり売却、交換が出来なくなる。しかし、例外としてアイテムのデザインカスタムに関してはギルドメンバーで共有することができ、そう言う所は良く考えられていると思う。
天空闘技場に参加するもの殆どは課金すること無く、ゴリゴリのユニーク装備・オリジナル装備、自分だけの武器を手にする為に日夜50階層の闘技場で腕を研いている。
今まで説明した事は他のゲームでも実装されていますが、1階層~100階層のうち50階層と100階層抜いた全ての階層には階層守護者が設けられていて、『BABEL』が他のゲームとは違う点は、プレーヤー自体が階層守護者になるということです。
選び方はその階層の攻略レベルに応じて全プレーヤーからランダムで選ばれ公平を期すため、プレーヤー個人の装備やアイテムは一切使えなくなり、ボス装備と指定されたアイテムのみの使用が可能になります。
ボス装備は階層ごとに防具は固定で武器は全ての種類から自分の使いたい物を自由に選択出来ます。
ボスプレーヤーがログイン時にはレイドかタイマンか選択出来き、ログアウト時はレイドのみ可能になります。 大体の人はパーティーを組んでログイン時ボスプレーヤーに挑戦することが多い傾向にあります。
レイドの場合はパーティーを組んでボスプレーヤーに挑戦出来ますが、ボスプレーヤーは決められたコストの範囲内で階層のモンスターを召喚して戦うことが出来ます。
何故、ログイン時のレイドに偏るかというとパーティーを組んだ方が圧倒的に使用するアイテムを削減できるのが理由だと思います。 そして、何よりログアウト時のレイドはモンスター召喚のコストが増えるのでログイン時よりモンスター量が増えるのと、ログイン時にやる人はあまりいないがゲームマネーを使用して召喚コストを上げ、かなり強めのモンスターをログアウト時のレイドに投入するプレーヤーもいるからです。
そこまでしてボスプレーヤーが勝つ利点として、階層の防衛に成功すれば成功報酬として、かなりのゲームマネーが貰える事と挑戦者のデスペナルティーとしてカスタムしていない武器・防具や通常アイテムがドロップすることがあるからです。
ボスプレーヤーは敗北すると普通のプレーヤーに戻り、また新たにボスプレーヤーが選ばれる仕組みです。
大抵の強いプレーヤーは大方稼いだらわざと負けて次の階層に上がって行きます。 簡単に階層をクリア出来る。そこを狙うプレーヤーがいるのも事実です。
しかし、そういった行為は不正に当たるのでレイド・タイマン時の映像は監視として拠点の始まりの街でどこでも観れる様になっています。━━
(長々と説明しましたが、そう!そして私、槍木心薙こと『ナギ』は此処80階層のフロアボスに成りました。)
80階層守護者専用のドレスルームで雄叫びが聞こえる。
「こっ!これは!ななな、何てカッコいいのーーー♪」
ナギは悪魔を思わせるが如き装飾に漆黒の軽装の上半身を着て、女性バージョンなのだろうフリルの付いたショートスカートに生足では無く、細かい刺繍の入ったレギンスの下半身を履いてる。 そして選んだ武器は漆黒の長槍それが何とも言えない防具との調和をもたらしていた。自分の容姿を確認するナギはその自分の姿に見惚れる。
「ふっ、ふふふ、私が求めていたのはこれよ!!」
そのナギの不気味な笑いが、このゲームの存続を脅かすまでの事態に発展し、全プレーヤーの終ぞ心肝に残るものとなることは今は誰も知らない。




