登場人物、用語 紹介
これを読まなくても本編をお楽しみ頂けるとは思いますが、読んで頂ければなお楽しんで頂けると思います。
◎第一章・登場人物紹介
〔主要人物〕
〇天道・光一郎
公国神威の特殊魔導部隊『退魔衆』に入隊した少年。
『退魔衆』の任務でアレステリア魔導学園に入学する。
暗黒色の髪と深緋色の瞳、端整な顔立ちが特徴。
常に斜に構えたひねくれ屋。
〇レイド・スラッシュ・ヘイルスウィーズ
ヘイルスウィーズ大帝国の元第一皇子。
魔導士になるためにアレステリア魔導学園に入学する。
漆黒の髪と青藍の瞳、そして中性的な風貌の少年。
親切で明るい好青年のようだが…
〇ルーナ・エル・ライト・アルヴァレン
神聖アルヴァレン王国の第三王女。
優秀な魔導士を見つけるためにアレステリア魔導学園に入学する。
黄金色の長髪と翡翠色の瞳を有した、絶世の美少女。
猫被りが上手く、腹黒い性格。
〔公国陣営〕
〇藤名瀬・千代
光一郎と時を同じくして『退魔衆』に入隊した少女。
栗色のポニーテール、緑の瞳。
凛とした雰囲気を持つが天然。
〇式島・進治
光一郎と千代の剣術の師匠にして、『退魔衆』の隊長も務める公国最強の剣士。
紫水晶のような髪に真珠色の瞳、そして左目下の泣き黒子が特徴的な、妙齢の男性。
自信家で人を小馬鹿にした態度をとる。
〇八王子・武
『退魔衆』の副隊長。
黒髪を短く刈り込んだ髪型の屈強な男性。
頼りがいのある兄貴分。
〇西条・正臣
公国神威の公家である西条家の長男。
黒髪の混じった金髪と茶の瞳が特徴的。
プライドが高いが器は小さい。
〇明日木・麻里
公国の平民出身の少女で、正臣の彼女。
ブロンドの長髪に青い瞳の美少女。
明るい性格。
〔帝国陣営〕
〇エレオノーラ・ウェイルドハイト
帝国の貴族であるレイドの従者。
亜麻色のショートボブ、亜麻色の瞳が印象に残る理知的な少女。
〔王国陣営〕
〇アトラス・アウグスト
ルーナに仕える騎士であり、『聖騎士団』の一員。
赤い髪と金色の瞳をした、褐色肌の少年。
忠誠心が強いが、それに反してプライドも高い。
〇セイナ・レーシア
ルーナに仕える騎士であり、『聖騎士団』の一員。
青い髪と黄色の瞳をした、童顔の少女。
意地っ張りな性格。
◎第一章・登場用語解説
〔国家関連〕
〇ヘイルスウィーズ大帝国
通称『帝国』。
ヘリオシス大陸の全土を支配していた魔導大国。
世界最先端の魔導技術を誇っていたが、公国と王国との戦争に敗北してことで、現在は実質滅亡している。
〇公国神威
通称『公国』。
東武大陸の覇権を握る軍事大国。
独自の武術や文化を持ち、現在では世界最大の軍事力を誇る公国軍を保有する。
〇神聖アルヴァレン王国
通称『王国』。
アルヴ・パラディ大陸の全域を束ねる一大合衆国。
世界最多の人種と世界最大の面積を誇る、実質世界一の国家。
〇世界三大陸
この世界に存在する三つの大陸。
豊富な魔導資源が埋まっている北のヘリオシス大陸。
三大陸中最小でありながら鉱物資源が豊富な東の東武大陸。
世界最大の面積を持ち森林資源と水産資源に富んだ西のアルヴ・パラディ大陸。
〇公国軍
公国神威における公式な軍隊。
武術と魔導技術を組み合わせた新技術により世界最大の軍事力を持つ。
●特殊魔導部隊『退魔衆』
公国軍の中で最強と唱われる対魔導士部隊。
御劔一刀流という剣術の使い手のみで構成され、魔導士を倒すことを目的とした剣士のみの少数精鋭部隊。
〇王国正規軍
王国における公式な軍隊。
●特殊魔導部隊『聖騎士団』
王国正規軍の中で最強とされている魔導士部隊。
軍の所属でありながら王族の命令しか受け付けない王族直属部隊で、王国貴族のみで構成されている。
〇旧帝国軍
帝国の公式な軍隊ではなく、帝国の敗北を受け入れない思想家たちによって構成された、非政府武装集団。
〔魔導関連〕
〇魔導技術
魔導資源を利用した技術体系の総称。
現代社会において、市民の生活を支える必要不可欠なもの。
〇魔導士
魔導技術を扱う者たちの総称。
現代においては、正式な職業として国際資格の制度も確立されている。
〇アレステリア魔導学園
終戦後に設立された、世界で唯一の魔導士育成機関。
その名の通り、優秀な魔導士の育成を目的とする公的機関で、所在地は神聖アルヴァレン王国の王都アレステリア。