表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 松明
13/13

○希望と彼女(その後)


 某掲示板の怖い噂に、あるコピペが貼ってあった。有名とまではいえないが、地元の学生からはよく知られたものだ。実際に、彼らの大学でも時折話題に上った。

 内容と落ちは陳腐だが、事件はニュースで流れたため、興味本位の人々を煽った。死んだことになっているトラック運転手も死体発見者も、生きている。山口雄大は志田恵理と別れて部活もやめた。小畑希望と関わらなきなった彼は、楽しく男友達とつるんで、時々気まぐれに女と寝ては、自己嫌悪で後悔している。彼らを殺したとされている腕も、当然転々と飛び回っていない。

 彼女は、いつも彼と一緒だ。

「ほら。君のことが書いとるよ」

「・・・・・・」

「恥ずかしか?」

「・・・・・・」

「恥ずかしがることはなかさ。この事故の女性と君とは違うっちゃけん。彼女は前の君の持ち主にすぎんやろ」

「・・・・・・」

「君と彼女は違う人格の持ち主やろ? 人間は見た目で決まるっちゃなか。精神で決まるとさ。君と彼女は別人ばい。」

「・・・・・・」

「確かにそやね。かわいそか事件やった。でも、君とおいばめぐり合わせてくれたとは彼女やね。今はただ、悼もうで」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「……さぁ、買い物行くばい。今日の夕飯はカレーです」

「・・・・・・」


 彼女は、触れられると『カキ』と音を出して応えた。


これが、小畑希望が出した結論。

小畑希望曰く、「彼女は、肉が削げても美しかった」

希望は、彼女を見守り続ける。




「・・・・・・・・・・・・」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ