詩 ピアノ
掲載日:2026/05/19
ピアノがある。
グランドピアノではなく、家庭用のピアノであるが、1台、置かれている。
小学生の頃、ピアノの塾に行って、よく弾いていたものである。
ポロン、ポロン、ポロン。
今は全然、弾けなくなってしまったが、プロを見るといいなと思う。
あんな風に弾きたかったなと、後悔するのだ。
真面目にピアノを練習すれば良かった。
白と黒の階段みたいな鍵盤。
小人になってジャンプしながら、音を楽しんでみたいものだと想像する。
それを聞きながら、お茶でもできれば、最高である。
重い音から高い音まで手を滑らせて弾いてみる。
習字の一筆書きみたいに、勢いよく、流れるように弾くと、気持ちがいい。
ジャーン、ジャーン。
もっと手が大きければ、もっとセンスが良かったら、と願ってみても、時は戻らない。
たまには蓋を開いて、ピアノで遊ぼうかな。




