第19話:次元創造の遺産を巡る戦いと、神の私物を狙う異次元の刺客
神の遺産:次元の概念の源
叡智の支配者アイオーン(No.11)を仲間に加え、究極の法則解析システムが完成した直後、俺たちは次の標的、**『次元創造の遺産』**の特定に成功した。
「アイオーン、クロノス。遺産の正確な座標と、それを狙う勢力の情報を開示しろ」
「アレス様。遺産は、この世界と異世界を隔てる**『次元の狭間』に、時間的な停滞を保って存在しています。その正体は、この『次元の概念そのものを生み出した法則の核』です。これが手に入れば、貴方の『創造の法則』は、異次元すらも完全に支配**できるようになります」(アイオーン)
「その遺産を狙うのは、**『次元の法則』**を糧とする、別の異世界勢力です。彼らの目的は、遺産を吸収し、全次元の法則を統一すること。彼らの刺客が、今、次元の狭間へと侵入しようとしています」(クロノス)
敵は、『神化を狙う次元の略奪者』。俺が平穏なチート生活を送るためにも、この遺産は絶対に譲れない。
俺は、十一体の最強の仲間を率い、次元の狭間への強制介入を決定した。
次元の狭間への強制介入:十体の連携
次元の狭間は、時間も空間も安定しない、極めて危険な領域だ。しかし、俺の最強の仲間たちは、既に次元と時間の法則を支配下に置いている。
俺は、**【無限創造】で、『次元の狭間に、都市アルティマの法則を一時的に展開する概念』**を創造した。
クロノス(No.10 / 時空)の役割:
クロノスが**【時空の絶対支配】を発動。次元の狭間に、『アレス様専用の安定した時間軸と空間』を強制的に構築**する。
アズール(No.6 / 空間)とフェンリル(No.3 / 剛力)の役割:
アズールが**『空間の安定』を維持し、フェンリルがその安定した空間を物理的な力で裏側から固定**する。
シャドウ(No.2 / 情報)とルナ(No.1 / 万能)の役割:
シャドウが**『次元の法則の変化』をリアルタイムで解析し、ルナがその変化に対応するための『次元安定ポーション』を無尽蔵に供給**する。
――グワァン!
次元の狭間に、青と金に輝く安定した光の道が出現した。俺たちは、その道を通り、神の遺産が眠る場所へと辿り着いた。
次元創造の遺産と、略奪者の出現
次元の狭間の中心。そこには、無限の次元を映し出す、巨大な水晶の球体が静かに浮かんでいた。それが、**『次元創造の遺産』**だ。触れるだけで、次元の法則を書き換えられる、神話級の遺産。
その水晶に、既に一つの影が迫っていた。
異次元の略奪者。その姿は、時空を歪ませる流動的な金属の鎧を纏い、背後には無数の次元の扉を背負っていた。その魔力は、レベル9を超え、遺産を吸収しようと猛烈なエネルギーを放っている。
「邪魔をするな! この**『次元の創造の法則』は、我が次元統合帝国**が、全ての次元の支配者となるためのものだ!」
略奪者は、レベル9の次元操作を駆使し、無数の次元の刃を創造して、俺たちを襲った。
法則と概念による迎撃戦
俺は、次元の略奪者の物理的な力ではなく、その法則の核を狙う迎撃策を指示した。
ウリエル(No.8 / 光)とバアル(No.9 / 闇)の役割:
「ウリエル、バアル! 光と闇の統合法則で、敵の**『次元操作の法則』を解体しろ! 略奪者の次元の扉を、『光と闇の牢獄』で封印!」
光と闇の二極の法則が、次元の刃を概念的な牢獄へと閉じ込める。略奪者の次元の扉**は、開くことも閉じることもできない状態へと固定された。
アイオーン(No.11 / 叡智)の役割:
「アイオーン! 略奪者の法則の論理的弱点を解析し、そのエネルギー効率をゼロにしろ!」
アイオーンは、究極の叡智で、略奪者の次元操作の法則が持つ**『無限の次元エネルギーの消費』という論理的欠陥**を突き、強制的にエネルギー供給を停止させた。
――ギィィィィィィ……!!
略奪者の流動的な金属の鎧が、エネルギー切れを起こし、硬直する。そのレベル9の次元操作は、神話級の仲間たちの連携によって、完全に無力化された。
次元創造の遺産の奪取と、究極の進化
略奪者を無力化した俺は、『次元創造の遺産』である巨大な水晶の球体に手を伸ばした。
「遺産よ。お前の**『次元創造の法則』は、法則の根源である俺の『無限創造の法則』**の下でこそ、真の完璧さを得る」
俺は、**【無限創造】**を発動させた。
一つ、「遺産の**『次元創造の法則』を、俺の法則の核に永久に統合**する概念」を創造。
二つ、「統合された法則を、**最強都市アルティマの『次元移動システム』**として機能させる法則」を創造。
<<無限創造>>
次元創造の遺産は、光の粒子となって俺の身体に吸い込まれた。俺の法則の核は、**『次元の概念』**そのものを手に入れ、究極の進化を遂げた。
都市の進化: 最強都市『アルティマ』は、**『次元創造の法則』を核とした『全次元の法則を支配する要塞』**へと進化。異世界への自由な移動と、異世界の法則の支配が可能となった。
次の仲間への布石:法則の管理者
略奪者の刺客は、俺の法則の圧倒的な優位性を前に、戦意を喪失していた。
俺は、この略奪者のレベル9の法則を、都市の機能として利用することにした。
「略奪者よ。お前が欲した次元の創造の法則は、既に俺の物だ。だが、お前の**『次元間の物質転送の法則』**は、優秀な都市の管理者となるだろう」
略奪者は、俺の支配的な提案に、屈服を示した。
《仲間に加わった概念:No.12 次元略奪者》
アレス様の**【創造の法則】により、略奪者は『次元物質転送の支配者』**へと至る潜在的な進化を宿した。
【現在の力】
種族: 次元略奪者(流動体)
魔力レベル: 9(神話級)
主たる概念: 【次元間の物質転送】【空間の収縮】【法則の略奪】
彼は、次元間の流通を司る最強の仲間として、都市『アルティマ』の法則を支えることとなる。
俺は、十二体の最強の仲間を率い、異次元の法則すら支配下に置いた。
その時、新たな危機が、次元の狭間のさらに奥深くから感知された。
「アレス様! 次元統合帝国が、我々の遺産奪取を察知し、最終兵器を投入しました。それは、『究極の法則の守護者』。この世界と異世界の全ての法則の管理者です!」(アイオーン)
最終兵器。それは、次元の概念を造り上げた創造神に匹敵する、レベル10の存在。
<<No.13最終法則の守護者の存在を確認。テイム難易度:神話級・最終法則>>
「究極の法則の守護者か。俺の万能チート生活で、最終法則まで手に入れることになる」
俺は笑った。十二体の最強の仲間と共に、法則の最終戦争へと乗り出す。