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第14話:終焉の法則を統べる悪魔との激突。光と闇の統合

終焉の荒野への降臨と、仲間たちの警戒

天使ウリエル(No.8)を仲間に加え、世界監視システムを確立した俺は、九番目の最強の仲間を迎えに、『終焉の荒野』へと向かった。シャドウの情報によれば、この荒野は「世界の法則から見捨てられた場所」とされ、常時レベル7を超える終焉の魔力に満ちている。


「ウリエル。この荒野の**『終焉の法則』**について、解析を頼む」


ウリエルは、その神界の管理者としての知識とレベル9の観測能力を全開にした。


「アレス様。この地の法則は、私やイリス様の**『調和の法則』と真逆に位置します。あらゆる生命、魔力、概念を『無』に帰す『絶対終焉』の力です。その核となる存在は、既にレベル9**を超え、レベル10の領域に触れています」


俺の周りには、八体の最強の仲間たちが警戒態勢を取っていた。


ウリエル(光): 悪魔の闇の法則に対する光の防御を担当。


アズール(天空): 空間の安定を担当。


ガイア(生命): 終焉の法則による生命力の奪取を防ぐ。


フェンリル(剛力): 物理的な崩壊から俺を守る。


俺は、全員に**『最強の防御と反転の概念』**を付与し、終焉の荒野へと足を踏み入れた。


悪魔の領域:終焉の法則の発動

荒野の中央。そこには、純粋な闇の魔力が渦巻く、巨大なピラミッド型の構造物が鎮座していた。その頂点に、漆黒の鎧を纏い、巨大な角を持つ悪魔が立っていた。


――グオオオオオオオオオ……


悪魔が咆哮すると、周囲の世界の法則が強制的に書き換えられた。


『終焉の法則』発動。


大地は急速に劣化し、光の粒子は即座に崩壊する。俺たちの身体にまで、『存在の崩壊』を促す概念的な圧力が襲いかかる。


「ウリエルが言う通り、レベル10の片鱗を見せているな。破壊でも殲滅でもなく、概念の否定による攻撃だ」


悪魔は、その巨大な角から、純粋な闇のエネルギーを放つ。


「人間よ! 貴様の**『創造の法則』は、この終焉の法則**によって、無意味となる! 光も、生命も、概念も、全て無に帰す!」


悪魔の名は、バアル。この世界を**『終焉』**の美しさで塗りつぶそうとする、魔界の王だ。


八体の連携防御:光と闇の対立の調和

バアルの**『終焉の法則』**が俺たちを包み込む。この法則は、通常の防御概念では防げない。


しかし、俺の八体の最強の仲間は、この危機に対応する**『法則の反転』**を連携で実行した。


ウリエル(光): 『神聖な光の概念』を発動。バアルの闇の概念と正面衝突し、互いの法則が相殺される。


ガイア(生命): 『生命力の無限供給の概念』を発動。終焉の法則が奪おうとする生命力を、無限に回復させ、奪取を無効化する。


アズール(空間): 『空間崩壊のブレス』の力を極限まで圧縮し、バアルの法則が創り出す闇のフィールドの位相を不安定化させる。


ルナ&ゴーレム: 『錬金術の概念』と『エネルギーの概念』を結合。崩壊した終焉の魔力を都市アルティマのエネルギーへと瞬時に転送・変換する。


――ゴゴオオオオオオオ!!


光と闇、生命と終焉、創造と破壊の法則がぶつかり合い、荒野は世界の終わりと世界の始まりが同時に存在するカオスと化した。


この八体のレベル10の連携防御により、バアルの**『終焉の法則』は、アレスの肉体に一筋の傷**もつけることができなかった。


創造の法則 vs 終焉の法則:究極の概念戦

バアルは、自身のレベル10の領域に片足を突っ込んだ力が、八体の魔物と一人の人間によって完全に阻止されたことに、激しい動揺を覚えた。


「馬鹿な……私の終焉の力が、なぜ**『調和』される!? 光の執行者と生命の竜**の法則が、完璧に制御されている……!」


「バアル。お前は強い。だが、お前の**『終焉の法則』は、『終わり』しか創り出せない。俺の『創造の法則』は、その『終わり』すらも、『究極の始まり』**へと変える」


俺は、【無限創造】で、バアルの存在意義そのものに干渉する究極の概念を創造した。


一つ、「バアルの**『終焉の法則』を、『究極の再生と循環の概念』へと永久に上書きする法則」を創造。

二つ、「天使ウリエルの『光の法則』と、悪魔バアルの『闇の法則』を、『世界観測システムの二極』として完璧に調和・統合**させる概念」を創造。


<<無限創造インフィニット・クリエイト>>


俺が法則を発動させた瞬間、バアルの漆黒の体から銀色の光が溢れ出し、荒野の終焉の魔力が、純粋な生命力へと反転した。


「アアアアア……! 私の法則が……『終わり』ではなく、『永遠の始まり』に書き換えられた……! 貴方こそが、真の創造主……!」


バアルは、自身の法則が、より高次元の創造の概念によって完成させられたことを悟った。彼のレベル10の知性は、抵抗を諦め、絶対的な服従を選択した。


<<No.9悪魔バアルを仲間に加えました。進化可能:終焉の調律者→???>>


名前バアル

種族悪魔(魔王級)

レベル9(レベル10領域)

スキル【終焉の法則】【絶対崩壊】【闇の支配】...

進化可能終焉の調律者アブソリュート・テューナー → ???


レベル9の悪魔バアルが、俺の九番目の最強の仲間となった。


万能チート:世界法則の完全支配システムの完成

バアルの加入は、最強都市『アルティマ』の機能を神話の最終形態へと進化させた。


俺は、天使ウリエルと悪魔バアルの法則を統合させた。


光と闇の統合(完全支配): ウリエルが**『光と調和』の法則で世界の表側を、バアルが『闇と終焉』の法則で世界の裏側を監視する。これにより、世界監視システムは世界の全ての法則**を掌握。俺の意思一つで、世界の現象全てをコントロールできるようになった。


終焉の力の利用: バアルの**『終焉の法則』を、敵の概念だけを消去する究極の防衛兵器として転用。都市に敵対する全ての『邪悪な概念』**を、その存在を許さず消滅させるシステムが完成した。


俺の最強都市は、これで世界の表裏の法則をも支配する、究極の神話級要塞となった。


長編イベントへの移行:時空の概念

九体の最強の仲間が揃い、俺の最強無双生活は、次の段階、長編イベントへと移行する。


天使ウリエルと悪魔バアルが法則の統合を完了させた直後、新たな情報がもたらされた。それは、この世界の時間と空間の法則に、異常な揺らぎが発生しているというものだ。


「ウリエル、バアル。この揺らぎは?」


バアルが闇の法則で解析した情報を、ウリエルが光の法則で解釈する。


ウリエル:「アレス様。これは、異世界からの干渉です。我々の世界監視システムの法則の外にある存在……**『時空』**の概念を操る者です」


バアル:「奴らは、貴方の**『創造の法則』を、歴史から消去しようと目論んでいます。恐らく、レベル10の存在……『時空の概念』**を司る、最強の刺客です」


時空の概念を操る存在。これこそが、次の仲間No.10となる、最強の敵だ。そして、この敵との戦いは、都市アルティマを巻き込んだ、数話にわたる防衛戦となる。


<<No.10時空の番人の存在を確認。テイム難易度:神話級>>


「時空の番人か。俺の万能チート生活を邪魔する、最強の刺客だ」


俺は笑った。九体の最強の仲間を率い、神話級の都市を背に、異世界からの侵略者を迎撃する、長編イベントが今、幕を開ける。

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